アメリカ代表監督ポチェッティーノが自国開催のW杯に言及「各国の代表チームを比べて…」
アメリカ代表のマウリシオ・ポチェッティーノ監督が、北中米で開催されるFIFAワールドカップ(W杯)2026に向けてチーム状況を明かした。8日、『ESPN』が伝えた。 昨年9月から、プレミアリーグのトッテナムやチェルシーで指揮を執ったポチェッティーノ氏が監督に就任したアメリカ代表。同国をW杯での成功に導くため、アルゼンチン人指揮官は自らの母国を模範にするべきだと口にした。 「各国の代表チームを比べて、きょうはアルゼンチンについて話した。アルゼンチンは世界チャンピオンで、非常に優秀な選手がいるからだ。私にとって最も重要な違いはメンタリティ、チームとして戦う姿勢、信念だ。ピッチに立つと、彼らは戦いに身を投じ、バッジや国旗を守る。それこそが、われわれが作り出さなければならないものだ」 スポーツ大国として知られながらも、いまだサッカーW杯では優勝経験のないアメリカ代表。メキシコとの親善試合では3勝1敗と好スタートを切っているが、「われわれは選手たちに、単なるサッカーの試合ではなく、より良い競争をするために一歩前進する必要があるということを伝えなければならない」と指揮官は呼びかけた。 「(現時点では)メンタリティは非常に良好で、非常に良い文化を持っていると思う。時には調子が上がったり下がったりすることもあるが、最も重要なのは一貫性を保ち、能力とメンタリティを維持することだ」 アメリカ代表はカナダ、メキシコとの共同開催国として自動的にW杯へ出場できるが、指揮官に慢心はないようだ。ポチェッティーノ監督は大会開催までの間に、多くの選手にチャンスがあることを示唆した。 「私にとって、(選手を招集する上で)最も重要な要素は、彼らが所属クラブでどのようなパフォーマンスを見せているかだ。彼らが所属クラブであまりプレーをしていないという状況もあるのは事実だ。しかし、彼らがチームにとって重要であれば、招集する前に考慮する。彼らがあまりプレーしていなくても、ここで(アメリカ代表で)パフォーマンスを発揮できるかもしれない」 「われわれは常に、選手ごとに異なる方法で物事を分析する。選手を評価するのに、同じ基準のルールを使用するわけではない」 アメリカ代表は、1月18日にフロリダ州のチェイス・スタジアムでベネズエラ代表と対戦して2025年シーズンの幕を開ける予定だ。またその4日後には、オーランドのインター&コ・スタジアムでコスタリカ代表と対戦する。