インフルエンザが各地で流行 「前週の4倍」の地域も 感染が増えているのはどこ?
全国各地でインフルエンザの感染者数が増えています。厚生労働省が発表している「インフルエンザの発生状況」によると、2024年11月11日から11月17日の1医療機関あたりの感染者数は、各地で前週より増加しました。特に山形県では「3.28人」となっており、前週の「0.79人」から+2.49と4倍以上に。流行開始の目安とされる「1人」を大きく上回っています。 【画像:47都道府県の感染状況を見る】 本記事では、11月4日~11月10日と、最新データである11月11日~11月17日の感染状況を表す指数を比較し、増減を見ていきます。多くの地域で「前週より増加」となっていますが、中でも増加率が高かったのはどの地域なのでしょうか? ※1医療機関あたりの感染者数が1以上の地域は流行域に入ったことになり、10以上が注意報、30以上が警報となります。 ※見出しの( )内の数字は、各都道府県の11月4日~11月10日と、11月11日~11月17日の感染状況を表す指数を比較したものです(数値は小数点以下第3位を四捨五入)。 (出典元:インフルエンザに関する報道発表資料 |厚生労働省)
●第2位:長野県(1.92)
全国で2番目に増加幅が大きかったのは「長野県」で、増減数は「1.92人」でした。11月4日~11月10日の1医療機関あたりの感染者数「0.97人」に対し、11月11日~11月17日は「2.89人」と大幅に増加。流行開始の目安となるのが「1人」のため、先週一週間で流行期に入りました。 全国の1医療機関あたりの感染者数は「1.88人」で、長野県は全国平均より1程度高いことになります。今後も増加が見込まれるとの見方もあり、基本的な感染対策を徹底したいものです。
●第1位:山形県(2.49)
全国で増加幅が一番大きかったのは「山形県」で、増減数は「2.49人」でした。11月4日~11月10日の1医療機関あたりの感染者数「0.79人」に対し、11月11日~11月17日は「3.28人」となりました。前週に比べて4倍以上と、急激に患者数が増加しています。 流行開始の目安である「1人」を大きく上回った山形県。県内では「注意報レベル」となっている地域もあり、こまめな手洗いや室内の換気、マスク着用など、各自が注意して生活する必要がありそうです。
とらくろ