「一生この仕事をしたい」京都市山科をスイーツで盛り上げるパティシエの情熱
KBS京都で放送中の『谷口流々』。谷口キヨコさんが、京都を中心に活躍する人々の仕事現場に足を運び、十人十色の人生哲学を紐解いています。本稿では、2024年5月11日(土)に放送された、山科区でケーキ店を営むパティシエの島田泉さんのお話をご紹介します。(文/sumire) 【写真】パティスリー アラマの人気メニュー「タルトルージュ」 ※本稿は、KBS京都が運営するウェブメディア「きょうとくらす」からの転載です
パティシエ・島田泉さん
今回ご紹介するのは、京都市山科区にお店を構えるケーキ店『パティスリー アラマ』の店主を務めるパティシエの島田泉さん。山科のスイーツとパンが揃うイベント『山科スイーツフェス』の主宰をしながら、スイーツ界を盛り上げています。 いちごやブルーベリー、フランボワーズを使ったお店の人気メニュー『タルトルージュ』をはじめ、さまざまなケーキを楽しめますよ。
「いつか自分のお店を持ちたい」
小さい頃はあまりケーキが好きではなかった島田さん。小学校のとき姉が一生懸命作ってくれたショートケーキに感動したことで、お菓子やケーキ作りに興味を持つようになります。
商業高校に入学後、両親がお店をしていたこともあり、「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を持ち始めるようになります。調理師の専門学校へ進学したのち、滋賀の『大津プリンスホテル』でパティシエとして働き始めました。
ホテルでは、ウェディングケーキやレストランのデザートなど、幅広いパティシエの仕事を経験。夫・勝広さんとも出会い、仕事もプライベートも充実していたようです。
10年前、夫婦でケーキ店をオープン
ホテルを退職後、小さなレストランの立ち上げや、ブライダル関係の仕事に携わる中で結婚。当時、結婚や出産後もパティシエを続ける女性がほとんどいない中、「おばあちゃんになってもパティシエでいたい」という想いから、いつか自分の店を持つ夢を諦めなかったと言います。
そして、下の子が生まれたことがきっかけとなり、2014年、ついに夫と共に『パティスリー アラマ』を立ち上げた島田さん。10年を経た現在でも変わらず、地元で愛されるお店が続いています。