「アレキサンダーワン」がNYの旗艦店で2025年プレ・スプリング・コレクションを発表 怪しげなアジトで見せた挑発的なレザールック
ワンの得意とするデニムは腰履きのジーンズや、クラッシュした風合いのスカート、オーバーサイズのシャツにアレンジした。スポーティーなフーディーやラウンジウエアのようなセットアップは異なる素材を用いることで表情に変化をつけているが、一つ一つのアイテムはすぐに着たくなるようなウェアラブルなものが多い。後半に登場した無数のテープを巻きつけたようなボンデージドレスもワンらしい。タイトなレザー、デニム、スポーティーな要素にランジェリーのディテールなど、ワンが今までブランドのアイコンとして積み上げてきたルーツをたどりながらもアップデートを見せた。
同ブランドは来年設立20周年を迎える。アニバーサリーイヤーに向け、アイコンバッグのローンチやソーホー旗艦店のリニューアル、ニューヨークでのコレクション発表など、マーケティングを一層強化している。今回のコレクションは未来へ向けてアクセルを踏み込んだ印象だ。