カネを使いまくったのは? 欧州、夏の移籍金総支出ランキング17位。主力の穴埋めで160億円以上!
欧州5大リーグの夏の移籍市場が閉幕した。今年も多くの選手たちが活躍の場を求めて新天地を目指したが、その中には巨額の移籍金でサッカー界の話題を集めた「ビッグディール」も。今夏の移籍ウィンドーで活発に動き、最も多くの資金を投じたクラブはどこだろうか。今回は夏の移籍市場における各クラブの総支出額をランキング形式で順位ごとに紹介する。※情報は9月3日時点。各クラブの移籍に係る支出額はデータサイト『Transfermarkt』を参照。
17位:ボーンマス(プレミアリーグ/イングランド) 総支出額:1億437万ユーロ(約166.9億円) 移籍金最高額:エヴァニウソン(3700万ユーロ/約59.2億円) イングランド・プレミアリーグのボーンマスは、この夏の移籍市場で1億437万ユーロ(約166.9億円)を支出した。 ボーンマスは、チームの主力で2023/24シーズンのプレミアリーグで19得点を挙げたFWドミニク・ソランケをトッテナムに6430万ユーロ(約102.8億円)で放出した。その後釜として期待されているのが、3700万ユーロ(約59.2億円)を投じてポルトから獲得したFWエヴァニウソンだ。さらに、昨シーズン後半戦にヘタフェから期限付き移籍で加入していたFWエネス・ウナルが完全移籍に切り替わり、1650万ユーロ(約26.4億円)を支払った。同じくウインガーのルイス・シニステラも期限付き移籍から完全移籍に切り替わって2340万ユーロ(約37.4億円)の移籍金がかかった。 最終ラインでは、DFロイド・ケリーが契約満了で退団したため、守備補強も行っている。ユベントスから1520万ユーロ(約24.3億円)で獲得したDFディーン・ハイセンは19歳の若手だが、昨シーズンの後半戦はユベントスからの期限付き移籍で加入していたローマでレギュラーを務めた有望株で、今後の成長にも期待できる。バルセロナから1000万ユーロ(約16億円)で獲得したDFジュリアン・アラウージョも注目の23歳だ。 ベテランGKのネトがアーセナルに期限付き移籍した穴埋めには、チェルシーから期限付き移籍でGKケパ・アリサバラガを迎えることで対処している。 全体的には、抜けた主力の穴を埋めた印象の移籍市場だったが、これで勝ち点を重ねていくことができるかは未知数だ。
フットボールチャンネル