「移動スーパー」担うのは元ケアマネージャーの女性 “買い物弱者”お年寄り支える 見守りの役割も
スーパーで肉や野菜、総菜などおよそ400品目・1300点を積み込みました。 とくし丸・安藤陽子さん: 「おせちとかごちそう食べ飽きたから、そろそろ普通の煮物でも食べようかなとなるんじゃないかな。まだ未熟なので、読みは大体外れちゃうんですけど」
午前9時半、スーパーを出発―。 当初の利用は100戸ほどでしたが、現在はおよそ160戸。 週1回のペースで回っています。
とくし丸・安藤陽子さん: 「あけましておめでとうございます」 1週間ぶりの「とくし丸」。利用者は心待ちにしていました。 客(80代): 「(正月は)子どもや孫が来て(帰って)ちょっと少なくなって。近所の人もうちでお茶飲んで待っていたんですよ、来るのを」 客(82歳): 「体調崩しているのでなかなか(買い物に)行けなくて、大助かりです。ちょっとお話ししたりして気分転換になるし、良いです」
とくし丸・安藤陽子さん: 「あけましておめでとうございます」 北川よし子さん(86): 「またよろしくお願いします」 こちらは86歳の北川よし子さん。 とくし丸・安藤陽子さん: 「鶏肉?豚肉?」 北川よし子さん(86): 「豚肉」 とくし丸・安藤陽子さん: 「この切り落としは?」 北川よし子さん(86): 「いいね。煮て食べれば、おかずになる」 足りない食料を買い込みました。 北川よし子さん(86): 「待った待った。正月来ないっていうから、牛乳なんかも(代わりに)水飲みながらもたせて(笑)。『きょう来るな』と思ったら、音したから、置いてかれないように(出てきた)」
北川さんは10年以上一人暮らし。2年ほど前に運転免許を返納し、買い物は「とくし丸頼み」です。 北川よし子さん(86): 「買ってここへ詰めておけば今度来るまで(は足りる)」 さっそく牛乳をー。 北川よし子さん(86): 「うまい。水飲むよりいいからね」