異色の経歴をもつ21歳が武蔵川部屋に入門へ 専門学校卒業後に派遣社員を転々…内海佳旭、「腰を据えて何かやりたいと思っていた」【大相撲】
大相撲の武蔵川部屋に愛知県豊田市出身で元派遣社員の内海佳旭(うちうみ・よしあき)が入門する。初場所(1月12日初日、東京・両国国技館)の新弟子検査を受検する。 21歳の内海は同県知立市の専門学校を卒業後に就職したが、約8カ月で退職。その後も派遣社員として自動車関連メーカーなどで働いてきたが、約3年間で「5、6社ぐらいを転々と。心身とも疲れて、自分自身、何をやっているのか分からなくなった」。どこも長続きしなかった。 派遣先の1つに武蔵川部屋のOBがいた縁で、10月に東京の部屋で体験入門。「腰を据えて(何か)やりたいと思っていたので」と入門を決めた。 「派遣をやっていたから、武蔵川部屋に入れました。派遣をやってなかったら、今ごろどうなっていたか」 180センチ、127キロ。中学時代は砲丸投げで活躍した内海は「21歳から始めるので、人より頑張っていかなくては」と誓った。
中日スポーツ