ブランド衣料、輪島で配布会 「おしゃれで活力を」 加藤ミリヤさん、大川興業も協力
●東京・ファッションバンク、2000点 一般社団法人ファッションバンク(東京)は15日、輪島市河井町の重蔵神社で洋服の無料配布会「ファッションサンデー」を開き、約450人がブランド品の衣料約2千点からお気に入りの品を探した。能登半島地震や奥能登豪雨で服を失った人たちに、再びおしゃれを楽しんで復興への活力を養ってもらおうと企画された。 ファッションバンクは、市場で廃棄される余った洋服の有効活用を目指し、被災地や養護施設などに送っている。能登には8月から無料配布する衣料を届けてきたが、配布会は初めてとなる。 会場にはシンガー・ソングライターの加藤ミリヤさんがプロデュースするブランド「KAWI JAMELE」などのコートやシャツ、帽子、バッグなどが並んだ。服を受け取った市内の女性(37)は「災害でよそ行きの服がなくなったので助かる」と喜んだ。 ファッションバンクの菅野充代表理事は「多くの人が服を求めていると実感した。今後も配布会を開催したい」と語った。ファッションバンクと輪島を結んだ芸能事務所「大川興業」の大川豊社長は「おしゃれを楽しんで元気になってもらいたい」と話した。