過去20年で最もインパクトのある大学アスリートランキング…バスケ界から選出された上位選手は?
■ ケイトリン・クラーク(アイオワ大学)
女子バスケットボールへ対するネガティブな意見は、彼女の登場によって静かなものとなった。 ルイジアナ州立大学のエンジェル・リースが脚光を浴びる前まで、クラークは男女の双方を含む大学バスケットボールの主役だった。“女性版カリー”の異名を持つ背番号22のポイントガードが出場したエリート8の試合は、『ESPN』で放送された昨シーズンのどのNBAの試合よりも多くのTV視聴者を獲得。ソーシャルメディアの進化により、彼女は女子バスケットボールの世界に大勢の新たな視聴者を呼び込み、『Complex Sports』は、人気のピークにある女子大学バスケットボールが今年のマーチマッドネスで男子を上回るヘッドラインになると予測している。 クラークは、男子を含めるNCAAディビジョン1の歴代最多得点記録保持者であり、アシストでもカンファレンス記録を更新。現在、世界で最も有名なラッパーの1人であるトラビス・スコットが、彼女のプレーを見るためにアイオワに上陸するのも納得である。WNBAでも素晴らしい未来が待っているはずだが、大学キャリアに華やかな終止符を打つべく、ラストイヤーはナショナルタイトルを渇望していることだろう。
■ ジマー・フレデッテ(ブリガムヤング大学)
現在でこそ、3ポイントの代名詞はステフィン・カリーのものとなっているが、4度のNBAチャンピオンが時代を席巻する前まで、ロングスリーはフレデッテの十八番であり、不必要なまでに遠距離から放たれるショットは“ジマー・レンジ”と呼ばれるほどだった。 もし、彼のカレッジ時代に令和のようなSNS文化が広まっていれば、彼の爆発的なスコアリングは大きなハイプを生み出していたに違いない。特に、1試合平均28.9得点を記録したシニアでのプレーは、今なお往年のカレッジバスケファンの脳裏に焼きついていることだろう。NBAでこそ華々しいキャリアを築けなかったものの、キングスのラストイヤーとなった、2013-14シーズンのアウトサイド成功率は49.3パーセント。また、現在は3x3へと転身し、「2023 FIBA 3x3 ワールドカップ」でアメリカ代表を銀メダルへと導き、同年のアメリカの3x3における年間男子最優秀選手に輝いた。 文=Meiji ■ 『Complex Sports』過去20年で最もインパクトのある大学アスリートランキング 14位 エンジェル・リース(ルイジアナ州立大) 13位 マンタイ・テオ(ノートルダム大) 12位 ヴィンス・ヤング(テキサス大) 11位 ジョン・ウォール(ケンタッキー大) 10位 ラマー・ジャクソン(ルイビル大) 9位 キャム・ニュートン(オーバーン大) 8位 ジョー・バロウ(ルイジアナ州立大) 7位 ジマー・フレデッテ(ブリガムヤング大) 6位 ケイトリン・クラーク(アイオワ大) 5位 ティム・ティーボウ(フロリダ大) 4位 ザイオン・ウィリアムソン(デューク大) 3位 ディオン・サンダース(コロラド大) 2位 レジ―・ブッシュ(南カリフォルニア大) 1位 ジョニー・マンジール(テキサスA&M大)
BASKETBALL KING