男性死亡…車にはねられる 昼に発見した人が通報、見通し良い直線道路 運転手の男逮捕…救護せず去っていた 車の前方が壊れた状態「事故は起こしたが、人だと思わなかった」
埼玉県鶴ケ島市の市道で日高市の無職の男性=当時(87)=がはねられ、死亡したひき逃げ事件で、県警交通捜査課と西入間署は22日、自動車運転処罰法違反(過失致死)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、日高市高萩東2丁目、建設作業員の男(76)を逮捕した。 親子死亡…ぎゃーという悲鳴、クラクション直後ドスン 付近住民「すごい音」、夫婦と生後6カ月の子が犠牲
逮捕容疑は11日午後0時25分ごろ、鶴ケ島市三ツ木の市道で乗用車を運転し、自転車を押して歩行していた男性をはねて死亡させ、そのまま逃走した疑い。「事故は起こしたが、人だとは思わなかった」と容疑を一部否認しているという。 同課によると、現場は見通しの良い一方通行の直線道路。周囲の防犯カメラなどの捜査から、男の犯行を特定した。車両は左前方が破損していた。同課は逃走した動機などを調べる。 ■男性は顔けが 自転車まで2メートル離れ(以下、初報記事) 11日午後0時35分ごろ、鶴ケ島市三ツ木の市道で、日高市の無職男性(87)が自転車と共に倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。 西入間署によると、現場は雑木林に隣接する一方通行の市道で、男性は顔にけがを負っていた。男性が倒れているのを発見した通行人の50代男性が110番した。2メートルほど離れて自転車も倒れており、署は事件と事故の両面で捜査している。