阿蘇山上は雪景色 10日にかけ大雪の恐れ 平地でも積雪か 熊本気象台、警戒呼びかけ
熊本県内の山間部では9日明け方から10日午前中にかけて、上空約1500メートルに氷点下12度以下の強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が強まって大雪が降る恐れがある。熊本地方気象台は、平地でも雪の積もる所があるとして、積雪や路面凍結による交通障害などへの警戒を呼びかけている。 9日午後6時までの24時間降雪量を多い所で山地5センチ、平地1センチと予想している。8日の最低気温はあさぎり町と南小国町で氷点下1・6度、益城町と山鹿市で氷点下1・4度など。県内全18観測地点のうち益城町など6地点で最も寒い時期を下回った。阿蘇市乙姫は氷点下0・5度だった。 阿蘇山上では烏帽子岳や白い噴煙を上げる阿蘇中岳が雪化粧。草千里ケ浜は雪や氷で覆われ、観光客らが冬らしい寒さと風景を楽しんでいた。(宮崎あずさ)