エプスタイン事件から考える。恐喝されやすいセレブ
ジェフリー・エプスタイン事件に関与したセレブや大物政治家たちの名前が取り沙汰されている。その人物リストに注目が集まる一方で、エプスタインが性接待を受けた大物たちを恐喝していた可能性も噂されている。ステイタスや資産を築いたセレブは、ともすれば恐喝されやすいことは、過去何度もゴシップを賑わせてきた事実により明らかだ。最近ではSNSの普及によってセレブが身近な人からSNSでゴシップを暴露されたり、もはや脅しレベルでプライバシーを侵害される例も。セレブたちのスキャンダル防衛事情を「エル デジタル」の人気長寿連載セレブウォッチャーPeachesが考察!
ジェフリー・エプスタインの裁判記録が明らかに! 深まる謎
ニューヨーク連邦地裁の決定で、ついに明らかになったジェフリー・エプスタインの裁判記録。膨大な記録には裁判所への申請書類や電子メール、警察の調査報告書、証人の供述書、事件に関わった人々へのインタビュー記録などが含まれており、3回に分けての公表となった。メディアは連日「今まで明らかになっていなかった大物の名前が暴露されるのでは?」という期待を込めて報道していたものの、エプスタインが持っていたと思われる顧客リストの存在は不明なまま。
そしてもう一つ謎が解けていないのが、彼が巨万の富を手にした方法だ。彼のキャリアを知る人の大半が「投資銀行家としては大した手腕は持ち合わせていなかった」と証言しているのだが、資産運用会社を起業した彼は自殺するまでの間に6億3000万ドル(約930億円)もの純資産を築いていたのだ。
この疑惑に光を当てたのは、エプスタインの弁護士であり、未成年少女から性接待を受けた疑惑を持たれていた有名弁護士アラン・ダーショウィッツだ。裁判記録が開示された直後にメディアに何度も登場し、無実を主張。さらには“エプスタインとは何者だったのか?”を検証するトーク番組では「証拠はない」としながらもエプスタインが性接待を受けた大物たちを恐喝していた可能性を示唆したのだ!