エプスタイン事件から考える。恐喝されやすいセレブ
シュミットはセレブの「公表されたくない」写真やビデオの取引を仲介するのを仕事にしていて、パリス・ヒルトンの日記や下着をオークションにかけたことで有名になった男性だ。彼は恐喝容疑で起訴され、コンピュータ・ディスクから写真を復元する手助けをしたマーク・ルイス・ギトルマンが恐喝の共謀罪で起訴されている。
ヌード写真を危うく全世界に公開されかけたキャメロン・ディアス
同意の上で撮影した写真をネタに大金を要求される場合も少なくない。キャメロン・ディアスはモデル時代に撮影した「ヌード写真をばら撒かれたくなかったら350万ドル払え」とカメラマンのジョン・ラターから脅迫され、すぐに当局に通報。すぐに逮捕され、偽造や重窃盗未遂、偽証罪で起訴された彼は3年8カ月の実刑判決を受けている。キャメロンのヌード写真はもちろん存在しているが、世の中に出回ることは決してないはずだ。
信頼するスタッフからの裏切り、セレブは孤独?
多くのスタッフに仕事や私生活を支えられているセレブだが、信頼するスタッフから裏切られることも少なくない。ロブ・ロウと妻は、解雇したナニーから「セクハラを公表されたくなければ150万ドル支払え」と恐喝を受けた。自身に非がないと自信があったロウは要求を無視したため、元ナニーはメディアに接触。ロウと妻によるセクハラ逸話を暴露したため、今度はロウが彼女を契約違反で告訴することに。裁判となり、ロウが勝訴している。ロウは人気絶頂だった20代の頃にもお持ち帰りした女性二人にセックステープを盗まれて脅迫された。
愛娘を人質に取られたシンディ・クロフォード&ランド・ガーバー夫妻
シンディ・クロフォード&ランド・ガーバー夫妻は、ナニーが勝手に撮影した愛娘カイアの写真をネタに強請られたことがある。その写真とは、幼いカイアが椅子に縛り付けられてさるぐつわをされている姿で、兄プレスリーと一緒に警察ごっこをしていた際に撮影されたもの。ナニーから写真を見せられた友人エディス・カヤラーは、写真を盗んで夫妻に接触。娘のセクシーな(?)写真を返す謝礼としてガーバーが1000ドル(約15万円)渡したのに味をしめたカヤラーは、さらに10万ドル(約1500万円)を要求。夫妻が当局に通報したため、国外追放処分を受けたカヤラーは帰国したドイツで逮捕されている。