プロ野球界拡大「エクスパンション」の可能性 古田と考える「再編問題」から20年
■広がる展望 プロ野球界の未来視点「野球を通じて盛り上がる」
さらに、古田さんは「日本だけでなく、もっと広げてもいい」という考えを示しました。 古田さん 「マーケットをどんどん大きくしましょうという話です。アジアにも進出して、日本の優勝チームと韓国や台湾の優勝チームが戦ったら面白いという考えも昔から言われていました。しかし、僕はそうではなく、アジア圏のチームを各国1球団ずつくらいリーグに入れてしまうという考えです」 「例えば、MLBにはトロント・ブルージェイズ(カナダ)が国境を越えて参加しています。(アジア圏のチームは)距離的にはそんなに遠くないですし、例えば西地区などに分ければいいと思います」 「今のパ・リーグは、福岡から札幌、所沢、仙台といった移動があり、非常にコストがかかりますし、移動時間もかかります。違う形のプレーオフを行うのも面白いかもしれません。そうするとマーケットは確実に大きくなると思います」 最後に球界の未来視点について古田さんに聞きました。 古田さん 「この野球を通じて、皆さんが盛り上がっていただけることが本当に良いことだと思います。日本は潜在的に一極集中の問題を抱えています。人口が減っているなか、東京だけが増えるという状況です。地方の中核都市でもエンタメを盛り上げて、野球を使って、盛り上げてほしいです」 日本プロ野球界の今後の伸びしろに期待です。 (6月23日放送「サンデーLIVE!!」より)
テレビ朝日