伝統行事の「鬼追い」を前に 曽於市の熊野神社で鬼火たき 鹿児島
鹿児島放送
曽於市の熊野神社では、7日夜、伝統行事の「鬼追い」が奉納されます。それを前に鬼火たきが行われました。 1200年以上続くとされる熊野神社の伝統行事、「鬼追い」を前に、境内では、7日朝早く松明に火が灯され、地域の人たちによって近くの田んぼに設けられた鬼火たきのやぐらに火が入れられました。 鬼火たきの炎をくぐった笹や竹は切り出され、鬼追いに奉納する酒筒などに使われます。 一方、地元の商店街では鬼追いを前に鬼が練り歩きました。道行く人や地域の人を見かけると…。 居合わせた人たちは「御幣」と呼ばれる白い紙を鬼の体からちぎり取り、夜の本番に備えていました。 県の無形民俗文化財にも指定されている熊野神社の鬼追いは、7日夜、行われます。三匹の鬼に扮するのは数え年で25歳を迎える厄年の男たちで、御幣と呼ばれる白い紙をちぎり取ることができると一年を無病息災で過ごせるいうことです。