主人公より輝いてる!悪役が印象的な映画5選
液体金属型のターミネーターに度肝抜かれた!『ターミネーター2』/T-1000
のちの未来に起こる機械vs人類の戦いで、人類側のリーダーとなる少年ジョン・コナー。そんな彼を守るため未来から送り込まれたターミネーターと、彼を亡き者にするためにやって来たターミネーターの壮絶バトルが始まるシリーズ第2作で、ジョンを守っていたのはアーノルド・シュワルツェネッガー演じるターミネーターのT-800。もちろん、T-800の健気な奮闘も涙を誘ったが、ジョンの抹殺任務を請け負った液体金属型ターミネーターのT-1000に度肝を抜かれた人多数。自在な変形能力と擬態能力を駆使するT-1000が恐ろしくもかっこよく、演じるロバート・パトリックの鋭すぎる眼差しも強烈。鉄格子をくぐり抜ける際に持っていた銃が引っかかるというユーモアのあるシーンも印象的だ。作品自体、シリーズ最高傑作との呼び声が高い。
ビジュアルのインパクト度は悪役No.1!?『マッドマックス 怒りのデス・ロード』/イモータン・ジョー
文明が崩壊し、資源が枯渇した終末世界で、孤独に生きてきた元警官のマックス(トム・ハーディ)。そんな彼の脅威として立ちはだかることになるのが、資源を独占し、恐怖と暴力で民衆を支配する独裁者のイモータン・ジョー。傲慢かつ冷酷である一方、統率力に長けたイモータン・ジョーは、白塗りの顔にドクロを模した酸素マスクを装着しているなど、ビジュアルもなかなかのインパクト。一度見たら忘れられない風貌と故ヒュー・キース=バーンの怪演により、多くのファンを獲得した。ただし、女性を子作りの道具と見なすなど、女性の扱いは本当に最低。前日譚の『マッドマックス:フュリオサ』にも登場している。
文=渡邉ひかる text:Hikaru Watanabe