鈴鹿央士、グランドキャニオンの作品に「絵が動いてるみたい」印象派展2024でチェックしたい作品3選
モネやルノワールなど、世界中で老若男女問わず人気のある印象派画家の作品。やさしい色合いや美しい光の表現で、今も多くの人を魅了しています。 そんな印象派の作品を一挙に鑑賞できる展覧会が、東京・上野にある東京都美術館で開催中(2024年4月7日まで)。今回はアメリカ・ボストン近郊にあるウスター美術館の所蔵コレクションを中心に構成されており、印象派作品が生まれたフランスの作品だけでなく、アメリカやドイツ、北欧、日本へと展開した印象派の作品群を見ることができます。 この記事では展覧会で必ずチェックしておきたい作品と合わせて、展覧会のオフィシャルサポーターを務める俳優・鈴鹿央士さんからのコメントをお届けします! 【写真集】印象派展2024の見どころ&おすすめアートグッズ!鈴鹿央士さんの注目作品は?
おすすめ作品1:クロード・モネ《睡蓮》
「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」では、パリで活躍した印象派の画家たちだけでなく、アメリカをメインにドイツや北欧などで活躍した画家たちの作品を見られるのがポイント。そのなかでもぜひ注目しておきたい作品を3つご紹介します。 1つ目はおなじみ、クロード・モネの《睡蓮》。季節や時間によって移り変わる、水面の光や色の変化を美しく表現した作品です。 フランスはもちろん、日本でも国立西洋美術館(東京・上野)やポーラ美術館(神奈川・箱根)など、数多くの美術館に収蔵されている《睡蓮》ですが、一番最初に購入したのはアメリカのウスター美術館。今回の展覧会では、世界で初めて美術館に収蔵された《睡蓮》を鑑賞できます。 クロード・モネ《睡蓮》 1908年 油彩、カンヴァス ウスター美術館
おすすめ作品2:チャイルド・ハッサム《花摘み、フランス式庭園にて》
2つ目はアメリカ印象派を代表する画家、チャイルド・ハッサムの作品。ボストンで画家として活躍したハッサムは、パリへの留学をきっかけに近代フランス絵画の影響を受けました。帰国後はニューヨークに住み、印象派の要素を取り入れた作品を多く描いています。 この作品は、パリにあるハッサムの友人宅の庭園で描かれたと言われています。力強い筆づかい、鮮やかな色調、非対称の構図など、ハッサムらしい斬新な手法で描かれており、やわらかな光ややさしい色合いが魅力的な作品です。 チャイルド・ハッサム《花摘み、フランス式庭園にて》 1888年 油彩、カンヴァス ウスター美術館