23歳・中野寛太が初の柔道日本一「ロス五輪も狙っていく」
◆柔道 全日本選手権(29日、日本武道館) 体重無差別で争われ、23歳の中野寛太(旭化成)が初優勝を飾った。8分間の決勝は男子100キロ超級でリオ五輪銀メダルの原沢久喜(長府工産)に2―1の旗判定で勝利。「最高です。出るたびに早く負けて、情けない気持ちで毎年過ごしていた。内容は悪かったけど、勝ち切れて良かった」と歓喜した。 天理高時代から最重量級のホープと期待されてきた。だが、パリ五輪代表争いでは高校時代にライバルだった斉藤立(JESグループ)に後れを取っていたが、憧れのタイトルを手にし、優勝インタビューで世界に挑む決意を改めて表明。畳の上で「もちろん連覇を目指したいし、(28年)ロス五輪、来年の世界選手権も狙っていきたい」と力強く宣言した。
報知新聞社