横浜DeNAベイスターズ × 福岡ソフトバンクホークス 両チームが語るそれぞれの強みと”ユニフォーム配布イベント”誕生秘話~横浜スポーツビジネススクール~
ベイスターズも毎年8月、ホームでの3連戦を「YOKOHAMA STAR☆NIGHT」と題し、毎年デザインを凝らした特別ユニフォームが来場者に配布される。 ただでさえチケット入手困難と言われる中、イベント時にはさらに争奪戦が激化するほどである。林さんも「YOKOHAMA STAR☆NIGHT」の反響についてこう語った。 「初めて来た人がユニフォームを着る体験をすることで、ファンになってくれる最初のきっかけになるのではないかと思います。既存のファンにとっても、『次は別のユニフォームを買おう』とも考えていただける機会にもなりますので、本当に秀逸なものをホークスさんが生み出してくれて感謝です」 林さんはこのイベントが、ベイスターズに転職したきっかけ。 地元出身でかねてからベイスターズファンの林さんは、観戦に行った13年のイベント時にスタンドが青で染まる光景を見て心動かされたという。後に募集があることを知った際に迷わず応募し、現在に至っている。
それぞれが語る事業における考え方
約1時間のトークセッションでは、他にもお互いのキャリアについてなど様々な質問が寄せられるなど、各回同様に盛り上がりを見せた。 白川さんは最後に、事業側として大切にしている考えを受講生に向けて話した。 「球場に来るお客様は必ずしも野球が好きで野球のルールを知っているわけではないので、試合の演出や球場の雰囲気など、とにかく球場に一度来て、『自分の想像していた以上に楽しかった。また来たい』と思っていただける感動体験を提供できるよう、毎試合積み重ねないといけないです」 林さんは、強みと語った演出について必要と感じていることを述べた。 「続けていくとアイデアも枯渇するので、新しいメンバーあとは若手メンバーの意見も積極的に取り入れるようにしています。最近ですと”Z世代向けのイベントやりたい”ということで存じないアーティストの話があっても、我々は中身を判断できないんですよ(笑)。 ただ、”自分は知らないから”ではそこで終わってしまう。なので、私もZ世代について知る努力が必要と取り組んでいます」 今月からは第5期が開講している。プロ野球はシーズンオフだが、この横浜の地でもうひとつのシーズンが始まっている。 (おわり)
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