センバツ無観客試合 「ベストの準備 尽くす」 倉敷商監督ら /岡山
4日に開かれた第92回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)の運営委員会で、新型コロナウイルス感染予防のため無観客試合を前提に準備し、11日に改めて開催可能かを協議することが決まった。出場する倉敷商の梶山和洋監督(32)は報道陣の取材に応じ、「自分たちにできることを考えてベストを尽くしたい」と話した。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 野球部は、大会の開催が不安視される中でも「もし中止になったとしても夏につながる。今は全力で」と、60分ごとに手洗いうがいをするなど感染対策をとって前向きに練習してきたが、現在は臨時休校と部活動の原則中止という県からの要請を受け、2日から活動を休止中。7~11日に予定していた沖縄遠征も取りやめになった。再び急ピッチで調整を進めることになるが、原田将多主将(2年)は学校を通じ、「全力でプレーして、チームの目標であるセンバツベスト4を目指して頑張ります」とコメントした。 今後は、県教委と練習再開について協議していく予定で、近藤隆志副校長は「生徒たちの健康管理に留意して進めていきたい」とし、梶山監督は「今の状況の中でできる限りの準備をしていく。開催される、されないじゃなくて自分のベストの準備をするように(選手に)伝えている」と話した。【松室花実、益川量平】