松平健(左)とGACKT(右)、”誉れ”な2ショット

2025年1月4日(土)に放送される17年ぶりの新作となる松平健主演の「新・暴れん坊将軍」(夜9:00、 テレビ朝日系)に、GACKTが将軍の座を狙う藩主・徳川宗春役で出演する事が発表された。出演のきっかけは、本作の監督・三池崇史氏からのラブコール。”三池ワールド”のファンであり、三池作品への参加は2度目となるGACKTは「三池さんの作品なら喜んで」と、多忙なスケジュールを調整して東映京都撮影所に駆けつけ、今回の出演が実現した。 【写真】ド派手な羽織の”かぶき者”の藩主・徳川宗春を演じるGACKT ■「暴れん坊将軍」とは 1978年から2003年にかけて放送された大ヒット時代劇シリーズ。八代将軍・徳川吉宗(松平健)が貧乏旗本の三男坊・徳田新之助、通称“新さん”として庶民の暮らしにまぎれながら、江戸にはびこる悪を討つ痛快時代劇だ。主演の松平健は、この“吉宗”役で人気を不動のものにし、「松平=上様」のイメージを定着させた。 17年ぶりの復活となる今作は、監督・三池崇史×脚本・大森美香という最強クリエイターがタッグを組む。また、新キャストとして、吉宗の嫡男・家重を演じる西畑大吾(なにわ男子)をはじめとして、小澤征悦、藤間爽子、木村了、駒木根葵汰、内藤秀一郎、勝村政信、小野武彦、高島礼子、生瀬勝久など、豪華俳優陣が集結。それに加えてGACKTの出演も決定し、新春のスペシャルドラマにふさわしい豪華さに華を添える。 ■GACKTが演じる、徳川宗春とは 徳川御三家の筆頭格、尾張徳川家の当主であり、尾張藩第七代藩主。「民のためには派手に楽しむ事こそ肝要」との信念を持つ彼は、自らが治める尾張藩の城下に芝居小屋などの遊興施設を置き、広く歌舞楽曲を許すなど、吉宗の倹約政策をことごとく無視。その豪儀な様子が評判を呼び、市井では「吉宗よりも将軍にふさわしい」という声も上がっている人物。そんな自身の評判を耳にした彼は、吉宗が後継問題に揺れていると知り、将軍職への野心を燃やす。 また、“かぶき者”として知られる宗春は、ファッションでも異彩を放ち、黒ずくめの着物の上にド派手な羽織をまとい、1m超の長い煙管をくゆらせたり…と、ゴージャスな姿を披露する。 ■GACKTインタビュー ――「暴れん坊将軍」が令和に復活しますが、作品にはどのような印象をお持ちでしたか? GACKT：「暴れん坊将軍」』には、松平健さんの立ち回りが豪快かつ爽快で、年月を重ねても腕が落ちない…という不思議な世界観が魅力的だな、という印象を持っていました。オファーを頂いた際は、ついに「あの名作が復活するのか！」と衝撃を受けました。 ――松平健さんと共演されていかがでしたか？ GACKT：松平さんとは、今回初めてお会いしました。共演をとても楽しみにしていましたが、17年ぶりの復活でありながら、変わらず全身にパワーがみなぎっていてスゴイなと思わされましたね。「暴れん坊将軍」はボク自身、昔からよく拝見していましたので、その作品で健さんと共演できるのは“誉れ”ですね。大変光栄に思っています。 ――三池崇史監督が手掛ける時代劇に参加するにあたって、思っていた事は？ GACKT：三池作品は、カメラ割りにしてもストーリー展開にしても独特です。本作は時代劇ですが、テンポ感も良く、どんな作品になるのかなという期待が大きいですね。今までの時代劇と三池さんの考え方はだいぶ違うところはあると思いますが、若い人たちにも「時代劇って面白いんだな」と思ってもらえるきっかけになればうれしいです。 今回、「三池さんの作品なら喜んで」という形でオファーを受けたので、自分のやるべき事をしっかり全うしたいと思っています。「暴れん坊将軍」という作品世界の中でアクセントとなるような、見る人を飽きさせない存在である事を求められていると思うので、そこはしっかり役割を果たしたいですね。 ――衣装もド派手ですが、“徳川宗春”という役柄についてはどのように捉えていますか？ GACKT：宗春は非常に“かぶいて”いて、独自の思考で生きる人間。長すぎる煙管もド派手な衣装も、型にハマらない彼の生き方の表れだと思います。とても面白い人物だと思いますし、ボクに合っているなとも感じています。 ――視聴者の皆さまにメッセージをお願いいたします！ GACKT：17年ぶりに「暴れん坊将軍」が帰ってくるのは、ボクにとっても非常にうれしい事。世代によってはご存知ない方もいるかもしれませんが、この作品を見て「時代劇って面白い」と感じてもらえたら、うれしいです。また、近年、時代劇の数が減ってる事もあり、ご年配の方々にとっても大変喜んでいただける作品だと思います。お正月をご家族で過ごす中、お子さんからご年配の方まで一緒に見て楽しんでいただけたらうれしいですね。 ■「新・暴れん坊将軍」あらすじ 吉宗(松平健)の治世となってから20余年を経た江戸の町。享保の大飢饉(ききん)をきっかけに不況に苦しむ民を救うため、日々対策に追われている吉宗だが、還暦を控えて後継問題にも頭を悩ませていた。吉宗には3人の息子がいたが、嫡男の家重(西畑大吾)は病により、右腕が動かず、顔にもこわばりがあってうまく言葉を話す事ができない。それゆえ、城内では「次男の宗武(駒木根葵汰)こそ次期将軍にふさわしい」と推す声が少なからず上がっていた。 そんな中、久しぶりに“新さん”として町に出た吉宗は、材木商の娘・おきぬ(藤田爽子)が人買いに絡まれているところに遭遇。すぐさま助けに入ったところ、洋剣のレイピアを左腕で華麗に操る謎の男が助太刀に現れた。吉宗は、べらんめえ口調で商家の三男坊“徳長福太郎”を名乗る彼が家重である事に気付くが、洋剣を使いこなし、流ちょうに江戸言葉を話す息子に、何が起こったのかと驚きを隠せなかった。 やがて、吉宗と家重の間に横たわる深く切ない確執が思いもよらぬ波乱を生み、巨大な陰謀が将軍家に襲いかかる。そして、その混乱に乗じて、尾張藩藩主・徳川宗春(GACKT)の野心が牙をむく。