乾燥の季節が到来! 喉の痛み・咳・鼻水には 「潤う薬膳レシピ」
涼しくなってきたと思ったら気になるのが空気の乾燥。そして乾燥はさまざまな不調の原因になってしまいます。国際中医薬膳師のさとうあいさんに、乾燥が気になるときに取り入れたい薬膳レシピを教えてもらいました。 【画像】豚ひき肉と黒きくらげの炒め物。 空気が乾燥する秋のシーズンは、肺が弱ってしまうことから喉の痛みや、咳、鼻水などの不調を引き起こすと薬膳では考えられています。夏から秋の季節の変わり目が苦手な方は、肺のケアを心がけるといいでしょう。加湿器を使用する、ぬるめの湯船にゆっくり入る、睡眠時間を確保するなど、乾燥を避ける生活も心がけましょう。 肺が乾燥することで、喉の痛みや、空咳を引き起こし、鼻水や痰の原因にもなります。秋を元気に過ごすためには、肺を潤し、乾燥により溜まってしまった鼻水や痰を排出する食材を食べることが効果的です。喉の痛みや、鼻水、咳は本格的な風邪症状の原因にもなるので、毎日の食事で少しずつケアできるといいですね。
◆パパっと簡単炒り豆腐
豆腐は乾燥を防ぎながら、熱冷ましの効果もある食材です。日常のご飯としてお味噌汁や、湯豆腐など、手軽に食べられる方法がおすすめです。 また、こんにゃくは、痰や、鼻水を排出する手助けをする食材です。すでに痰がらみの咳をしている方にも、効果が期待できますよ。 常備菜として用意できる炒り豆腐は、日持ちもするので、忙しい合間に活用するメニューとしていかがでしょうか。 ●材料(4人前) ・木綿豆腐:1パック ・人参:1/2本 ・玉ねぎ:1/2個 ・板こんにゃく:1/2枚 ・青ネギ:3~4本 ・ごま油:小さじ1 ・鰹節:15g ・醤油:大さじ1 ・塩:少々 ●作り方 (1)人参は千切り、玉ねぎはみじん切り、板こんにゃくは粗く刻みます。青ネギは斜め切りにします。 (2)フライパンにごま油を入れて温め、(1)の人参、玉ねぎ、板こんにゃくを炒めます。 (3)野菜がしんなりしてきたら、木綿豆腐を入れて炒めます。豆腐を細かく砕くように加熱します。 (4)(1)の青ネギ、鰹節、醤油、塩を入れ味を整えます。 (5)水分を飛ばして味を整え、器に盛り付けて完成です。 ※一旦冷ますことで、味がよく染みて美味しさがアップします。