日本維新の会共同代表の吉村洋文大阪府知事

日本維新の会の吉村洋文共同代表（大阪府知事）は2日、兵庫県議会から不信任決議を受けた斎藤元彦前知事の失職に伴う知事選に、清水貴之参院議員を擁立する方向で最終調整をしていることについて、「有力な候補の1人」と述べた。府庁で記者団の取材に答えた。 【写真】日本維新の会参院議員の清水貴之氏 吉村氏は清水氏について「11年間、参院議員として実績を積み、兵庫の政治情勢にも詳しい」と評価し、「最終的にはどの方がふさわしいかを県議団が判断する」と強調。公認候補として擁立するか、無所属候補として推薦するかについては「本人の選択に任せる」と述べた。 清水氏は公明党が議席を持つ衆院兵庫8区にくら替えして立候補を予定していたが、吉村氏は清水氏の代わりの候補について「時間はないが挑戦するメンバーがいるかを確認する」と述べた。 清水氏は福岡県出身。朝日放送アナウンサーとして勤務後、平成25年の参院選で初当選し、現在2期目。 知事選には、斎藤氏や医師の大沢芳清氏（61）が出馬を表明。元経済産業省官僚の中村稔氏（62）が1日に出馬の意向を表明し、同県尼崎市の前市長、稲村和美氏（51）も立候補に向け最終調整している。