27人離脱のヤクルトに恵みの雨も続く非常事態…公平性に欠く再開に疑問
ちなみに主力がごそっと抜けた横浜DeNAは、選手離脱後の10試合の成績は4勝6敗。4番の牧は6試合を休んだだけで復帰するなど、野手陣は隔離期間を終えると比較的早く復帰したが、投手陣の復帰には時間がかかった。無理をさせると故障の危険性があるためだ。ソフトバンクは、選手離脱にもかかわらず、西武、楽天に3連勝したが、その後、5連敗。怪我人もあり、現在、3勝5敗と負けが先行している。 高代氏は、こんな見方をしている。 「ヤクルトは総合力で勝ってきたチームだけに苦しいことは間違いない。ただ幸い先発で抜けたのは高梨1人なので、なんとかゲームは作れる。11戦全敗ということはないだろう。6勝5敗、あるいは5勝6敗で、この11試合を切り抜けることができれば御の字だと考えていると思う。貯金26を考えるとペナントレースに大きな影響は出ないだろうが、18日からの巨人3連戦で3連敗してしまうと、勢いという点では、その後の戦いに不安が出てくるかもしれない」 今日13日の中日戦には、サイスニードをスライドさせずに左腕の高橋を先発に立てる。非常事態のヤクルトは、球宴までの中日2試合、横浜DeNA3試合、巨人3試合、広島3試合の計11試合をどんな星勘定で乗り切ることができるのだろうか。 (文責・論スポ、スポーツタイムズ通信社)