異臭騒ぎで通勤ラッシュの仙台駅が一時騒然 原因は香水?排ガス?
JR仙台駅(仙台市青葉区)で8日朝に異臭騒ぎがあり、消防が特殊車両など35台を出動させた。通勤時間帯の駅は一時騒然となったが、周辺を調査したところ、有毒なガスは検知されず、異常は確認されなかった。 仙台市消防局によると、8日午前8時半ごろ、駅ホームで「急病人の男性がいる」と通行人から119番通報があった。救急隊が仙台駅西口に到着したところ、硫黄のようなにおいを感じたため、何らかの薬品などがただよっている可能性があるとみて、特殊車両も出動させた。しかし、その後においは消え、周辺で体調不良を訴える人もいなかったという。 消防局のその後の調べでは、駅構内での急病人は、車内の香水のにおいで具合が悪くなったとみられる。また、救急隊が感じた異臭は、排ガスや側溝の臭いなどの可能性があるという。(岸めぐみ)
朝日新聞社