井上尚弥、「お互い最高の状態で闘おう」アクシデントで怪我した挑戦者にメッセージ グッドマンも動画で「謝罪したい」防衛戦は1カ月延期
東京・有明アリーナで24日に開催される予定だったボクシング世界4団体統一スーパーバンタム級王者・井上尚弥(31)=大橋=の統一王座防衛戦が来年1月24日に延期された。挑戦者IBF・WBO同級1位サム・グッドマン(オーストラリア)が14日朝の最終スパーリングで左目上に4針縫う傷を負ったため。アンダーカードの全試合も1月24日に行われる。 14日夜に東京へ向かう飛行機に搭乗する予定だったグッドマンが同日朝に負傷。試合の10日前にまさかの事態に見舞われた井上陣営の対応は早かった。グッドマン陣営と協議し、他の出場選手の了承を得た上で午後1時半に延期を正式発表。井上もSNSで延期を報告し、グッドマンに「お互い最高の状態で闘おう」というメッセージを送った。 試合を統括する日本ボクシングコミッションの安河内剛事務局長は「迅速に対応していただいた。私たちも安心して見ています」と今回の対応を称賛した。試合の入場券は12月24日のものがそのまま1月24日に使用可能で、払い戻しの希望者には販売元が対応する。 グッドマンもSNSの動画で「ひどいアクシデントだった。日本へ行く予定だったファン、日本みなさん、そして井上のチームに謝罪したい。延期で、中止ではない」とコメントした。同興行はWBOバンタム級王者・武居由樹(大橋)の防衛戦も行われるダブル世界戦となっている。
中日スポーツ