久保建英が2か月ぶり連続先発も連発ならず…ELで苦戦続くソシエダ、チェコ遠征で敗れ負け越しターン
[11.7 ELリーグフェーズ第4節 ビクトリア・プルゼニ 2-1 ソシエダ] UEFAヨーロッパリーグ(EL)は7日、リーグフェーズ第4節を各地で行い、MF久保建英所属のソシエダ(スペイン)はビクトリア・プルゼニ(チェコ)に1-2で敗れた。久保はソシエダでの通算100試合目。節目の一戦に右ウイングで先発出場したが、相手のマークが集まる中で決定的な働きはできず、後半15分に途中交代となった。 【写真】「昇天した」「救急車で運ばれちゃう」伊東純也のモデル顔負けショットに大反響…久保建英らも脱帽 久保は3日のラ・リーガ前節セビージャ戦(◯2-0)に続いての先発出場。9月の国際Aマッチウィーク明けの第5節レアル・マドリー戦(●0-2)以降、一貫して先発とベンチスタートを交互に繰り返していたため、公式戦での連続先発は8月28日の第3節アラベス戦(●1-2)から9月1日の第4節ヘタフェ戦(△1-1)にかけて以来約2か月ぶりとなった。 気温約5度のチェコ・プルゼニで行われた一戦は開始4分、ソシエダが両ウイングの攻撃から最初の決定機を作った。左サイド起用されたFWミケル・オヤルサバルが鋭いクロスを送り込むと、反対サイドから久保がゴール前に飛び込む。球足が速かったか、久保の出足が遅れたかでわずかに合わなかったが、久保はオヤルサバルに親指を立て、両者が通じ合った攻撃となった。 ところがソシエダは前半13分、オヤルサバルから久保へのパスが相手に奪われ、そこからカウンター守備で失点。右サイドでDFジョン・アランブル、MFマルティン・スビメンディが次々とかわされると、最後はMFパベル・シュルツのラストパスをFWプリンス・クワベナ・アドゥに叩き込まれ、先制点を奪われた。 まずは追いつきたいソシエダは右サイドの久保を中心に攻撃を試みるが、相手が2枚で対応してきており、持ち味の突破は限定的。それでも前半22分、久保は縦に仕掛けて中に折り返すと、これがスビメンディにピタリと通る。スビメンディは左足で股抜きシュートを狙ったが、これはGKの正面に飛んだ。 さらに久保は前半30分、ペナルティエリア右外でパスを受けると、素早いステップから右足クロスを狙うも、これはGKにキャッチされる。それでも同35分、ソシエダはオヤルサバルが左サイドで強引な縦突破を見せ、クロスを送ると、これに反応したFWオーリ・オスカールソンがヘディングで流し込み、同点に追いついた。 勢いに乗るソシエダは前半38分、オヤルサバルの無回転FKがGKを強襲し、跳ね返りにDFナイフ・アゲルドが飛び込むも、打ち切ることができない。同40分にはDFイゴール・スベルディアの浮き球パスがオヤルサバルに通ったが、トラップが乱れた。また久保も同アディショナルタイム1分、右サイドから意表を突いた股抜きシュートを狙うも、GKに止められ、そのまま1-1でハーフタイムを迎えた。 ソシエダは後半立ち上がり、カウンターから次々にチャンスを迎えたが、決定機には至らない。すると同15分、久保はFWシェラルド・ベッカーに代わって途中交代となった。同20分、ソシエダはオスカールソンのトリッキーなヒールパスからオヤルサバルが狙うも、良い崩しだったがゴールには至らない。 ソシエダは後半29分、左SBのDFハビ・ロペスに代わって中盤のMFブライス・メンデスを投入し、MFセルヒオ・ゴメスが左SBに回る。同32分にはベッカーのクロスにオスカールソンが頭で合わせたが、枠を外れた。 その後はなんとかゴールを狙うソシエダだったが後半45分、オスカールソンのパスミスを相手に奪われ、カウンター攻撃を受けると、MFルーカス・カルバックのミドルシュートをFWダニエル・バスリンにうまく軌道をそらされて劇的被弾。まさかの黒星を喫し、今大会の前半戦を1勝1分2敗の負け越しで折り返した。