大阪府・吉村知事が定例会見9月9日(全文2)失業者対策に重きを置いた補正予算
民間からの資金提供で社会課題を解決
そこで足りなくなってくるのが資金なんかも足りなくなりますから、それを民間の資金提供先が、資金を提供すると。そして社会課題を解決するという中身です。具体的に今回、今年度取り組むモデル事業としまして、まずはあいりんです。あいりん地域の、釜ヶ崎の支援機構。これは労働者支援ですけれども、そこが1つ。 それから府営住宅を利用した若者の就職支援、ハローライフというところがやっていますが、そこが1つ。あとは子ども食堂ですね。これはやんちゃまファミリーwithとありますが、そういったところで子ども食堂の支援。どういうことをやっているかっていうと、ここでクラウドファンディング、あいりんのほうはやってますけど、9月25日まで実施しているので、ぜひNPO法人の抱樸と村上財団が共同でやっていますから、ぜひ支援してもいいという方はご支援いただけたらと思います。 どういうことかというと、要はざっくりと半分、NPO法人のほうで、半分自分たちでなんとか資金を準備すれば、その残りの半分部分は村上財団が出すということです。合わせて、だから2倍の資金を得て、そして社会活動をするということです。ですので、ある意味全額をNPO法人が受けるわけじゃないので、NPO法人も、NPO法人はNPO法人で自分たちでそういう資金集めの努力をすると。努力した分、倍の部分というか、同じ額をちょっと割合は違うところもあるんですけど、村上財団がそのまま支援するというスキームです。それを経費に充てて社会課題を解決しようという、そういうことです。 これは新しい手法なので、ちょっと今回どれほど効果があるかとか、さまざまな分析をしていきたいと思います。モデル事業の評価、分析をして、これがある程度成り立ってくるということであれば、今後NPO法人をどんどん増やしていくと。
AIチャットボットによる相談受け付け
それから民間の資金の提供先というのも、どんどん拡大していきたいと思います。今はモデル事業なので、特定事業者でやってくれていますが、これを広げていくと。うまくいけば広げていきたいと思っています。今回はモデル事業です。予算規模は900万円です。次、いいですかね。戻ってください。予算規模は280万円です。次の、こちらの予算規模900万円のほうは、これはAIチャットボットによる相談の受け付けです。コロナ関連の相談なんかでも、今はコールセンターに直接電話、あるいは新型コロナ受診相談センターで電話を受けていますが、1日多いときは563件の電話を受けるという状況です。 どうしてもそこで電話が長くなるとつながりにくくなったりします。同じようなやっぱり相談も多いので、AIチャットボットを使って、より府民の皆さんの利便性を向上して、相談機能を充実させようということをやりたいと思います。これは併せて保健所の業務というのが非常に過多になっていますから、保健所の業務を軽減していきたいというふうに思っています。これは令和3年1月から運用します。 同じ趣旨ですけれども、消費生活センターにかかる相談件数についても、前年比の1.4倍になっていますから、これもAIチャットボットを使ってAIで相談を受けて、AIが回答すると。それでどうしても分からない場合は当然個人に、コールセンターとかにいくわけですけど、AIですから、どんどん頭が良くなってきますので、質問も似たような質問が多いですから、あるいは府民の皆さんがストレスなく相談できるようにしていきたいと思います。24時間対応です。 次ですね。これは学びです。コロナ禍において、やはり学びの影響も大きく受けています。まず4月、5月に緊急事態宣言がありましたから、そのときに授業がこなせなかった部分、振り替えでやっています。それの非常勤講師の先生の配置の増強、人件費です。それが5.8億円。そしてスクールカウンセラーも配置を拡充します。どうしても学校を再開して、子供たちのストレス等がたまっていると。心身の影響が大きく出てる、そういう状況ですから、スクールカウンセラーを拡充していきます。 そして支援学校においても介護職の初任者研修修了というのを人材を配置。155名増強して、支援学校の支援をしてまいります。それから府内の小学校に118人、中学校に74名、個別支援の、学習支援のためのスタッフを配置、拡充します。合わせて2.3億円。そしてこちらはスクールサポートスタッフですね、これは追加配置をしていきます。学校、支援学校を支援して、学びの機会、そして子供たちのいわゆる心身に与えた影響をできるだけ少なくしていきたいと思います。