J1磐田 DF松原后が先制するもドローで3戦勝ちなし…勝ち点20での折り返しに横内監督「全く満足していない」
◆明治安田J1リーグ第19節 磐田1-1C大阪(22日・ヤマハ) ジュビロ磐田はC大阪と1―1で引き分け、3戦勝ちなしとなった。後半8分、DF松原后(27)がCKから9試合ぶりのゴールを決めて先制。だが同31分にCKから同点弾を許し、粘りきれなかった。これで前半戦19試合を終え5勝5分け9敗、勝ち点20の16位で折り返した。後半戦の初戦は26日、ホームで東京Vと対戦する。 2点目が遠かった。後半アディショナルタイム1分、MF山田が放ったシュートは枠の外。勝ち越し点は奪えないままタイムアップを迎え、横内昭展監督(56)は「フィニッシュまで持っていくところがまだまだ足りない」と振り返った。 一度は流れをつくった。後半立ち上がりから攻勢を強め、迎えた同8分。右CKの相手クリアに反応した松原が、胸トラップから左足で払うようにミートした。ふわりと浮いたボールはそのままネットへ。「冷静にうまく打てた」。前節のFC東京戦でJ通算200試合出場を達成した副将の9試合ぶり弾でリードした。 だが同31分、FWジャーメインと得点王を争うFWレオセアラにCKから同点被弾。逃げ切りに失敗し、松原は「きつい時間に押し込まれるのは自分たちに原因がある」と悔しさをあらわにした。 年間勝ち点40を目標に掲げるチームは前半戦を終えて20と“ノルマ通り”のペース。指揮官は「全く満足していない」と語気を強め、「高い強度を90分持たすことができない。1試合通してできる強さを身に付けていきたい」と後半戦への課題を挙げた。 (武藤 瑞基) △磐田FWジャーメイン良(先発復帰戦はシュート2本も不発)「まだスピードも戻りきっていない。2点目を取れなかったのは自分の責任が大きい」
報知新聞社