小中校4割が参加意向 2割は不参加、和歌山県の万博招待事業
来年開かれる大阪・関西万博を和歌山県内小中学生に体験してもらおうと和歌山県が来場を支援する事業で、約370校中4割の150校が参加、2割の69校が不参加の意向を示したことが分かった。 【万博に子どもたちを 6万7千人対象、和歌山県が企画、費用補助の記事はこちら】 県は県内の私立や国立を含む小学校と中学校、特別支援学校の小学部、中学部などを対象に学校単位でチケット代やバス代の一部を補助する事業を企画している。児童生徒約6万7千人全員が参加する場合は、約1億8千万円の費用が見込まれる。 県は説明会を実施し、6月20日から8月末まで、参加するかどうか意向を聞いていた。 参加の意向を示したのは小学校94校、中学校54校、特別支援学校2校で、児童生徒数は約2万4千人となる。紀南でも参加を希望する学校があるが、中でも会場から遠方となる地域では少ないという。県はバスの手配など手続きに移る。 不参加の意向を示したのは小学校49校、中学校15校、特別支援学校5校。検討中は52校で、内訳は小学校33校、中学校18校など。 検討中の理由として、学校行事との調整が未定というほか、会場の状況など不確定の事項が多く判断できないとの声もあったといい、県は万博協会から情報が入れば、速やかに知らせたいとしている。 一方、残り約100校については速やかな回答を促しているという。
紀伊民報