エミー賞18部門受賞の「SHOGUN 将軍」で注目 大分・黒島に残る「三浦按針の記録」
エミー賞を18部門受賞したドラマ「SHOGUN 将軍」。世界的な人気を博す作品に、大分県臼杵市にある黒島が登場。地元では、観光需要の増加に期待が寄せられています。 【写真を見る】エミー賞18部門受賞の「SHOGUN 将軍」で注目 大分・黒島に残る「三浦按針の記録」 真田広之さんが主演を務めるハリウッド製作ドラマ「SHOGUN 将軍」。徳川家康や家臣のイギリス人航海士である三浦按針(ウイリアム・アダムス)らをモデルに戦国の世を描いた作品で、アメリカのエミー賞では、史上最多の18部門を受賞しました。 臼杵市佐志生沖にある黒島には、1600年に漂着した三浦按針の銅像が設置されています。按針は、日本に初めて上陸したイギリス人航海士で、オランダから1年半あまりの航海の末、臼杵の地にたどり着きました。 (臼杵観光ナビ・中野重二代表)「110人いた船員が24人しか残っていなかった。立つのがやっとという人が按針を含めて6人しかいなかった」 療養したあと、江戸で徳川家康に家臣として仕えた按針。黒島にあるリーフデ号資料館には、按針の功績を辿る記録が展示されています。 こうした歴史を地域振興にいかそうと、臼杵市では今年3月からオランダ人向けの農泊ツアーに黒島観光を導入。この半年間で観光客はおよそ400人に上り、好評ということです。 (臼杵観光ナビ・中野重二代表)「按針が見直されて、結果的に黒島や臼杵が見直されてやったという感じですよね。もちろん、ほかの外国の方も含めて多くの人に来てほしい」 ハリウッドの地から注目度が高まる三浦按針。黒島がドラマの聖地として、脚光を浴びる日も近いのかもしれません。
大分放送
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