カブス今永&ヤクルト石川に「なれるように」今ドラフト指名“最小兵”の巨人育成5位左腕が活躍誓う
巨人から育成ドラフト5位指名された山村学園・西川歩投手(17)が1日、“小さな巨人”になることを誓った。埼玉・川越市の同校で柏田スカウト、大場スカウトから指名あいさつを受けた。今年の12球団ドラフト指名選手で最も小さい身長169センチの左腕は「昔から小さいからダメだとかもっと大きければ、とかよく言われたんですけど、世の中の自分と同じぐらいの子たちに希望、勇気を与えられる投手になりたい」と言い切った。 最大の武器は空振りを取れる球界でもトップクラスの回転数を誇る最速147キロの直球。担当の大場スカウトは「回転数は自分が測った時に2500近くあった。(ヤクルトの)石川や(カブスの)今永のように、小さい投手でもあれぐらいのボールを投げられる所は重なるし、そういう投手になってほしい」と期待を寄せる。西川自身も今永らを参考にしており、「身長が大きくない中で一流選手として活躍されている。そういう投手になれるように頑張りたい」と目標に掲げる。 山村学園から初のプロ野球選手。「将来はチームを勝たせられる投手になりたい」と誓ったサウスポーが、プロの世界に挑む。(井上 信太郎) ◆西川 歩(にしかわ・あゆむ)2006年11月15日、埼玉・川越市生まれ。17歳。川越一中から山村学園へ。1年春から公式戦に登板し、2年からエース。昨夏は県4強。最速は147キロで、球種は直球、スライダー、カーブ、フォーク、チェンジアップ。169センチ、76キロ。左投左打。
報知新聞社