DS9の特別仕様車「エスプリ ボヤージュ Eテンス」を発売。シリーズの最後を飾るフラッグシップセダン
落ち着きと品を兼ね備えた、パールグレーのナッパレザーなどを特別採用
2024年6月13日、ステランティス ジャパンは「DS」ブランドのフラッグシップ セダン、「DS9」の特別仕様車「Esprit de Voyage E-TENSE(エスプリ ド ボヤージュ Eテンス)」を発売した。 【写真はこちら】オートクチュールの息吹を吹き込む「DS コレクション」のテーマである「エスプリ ド ボヤージュ」シリーズの最後を飾るモデルだ。(全9枚)
DS9は、ステランティス グループがプロデュースする「DS」ブランドのフラッグシップ セダンだ。シトロエンから独立したDSが開発したモデルとしては、DS7、DS3に次ぐ3番目のモデルとなる。初代となる現行型は2020年に発表され、日本には2022年から導入されている。 DSでは、オートクチュールの息吹を吹き込む「DS コレクション」のテーマである「エスプリ ド ボヤージュ」シリーズを何度か登場させている。シリーズ第一弾は、2023年7月に発表されたDS4およびDS7、第二弾は、2024年2月に発表されたDS3。そして最後を飾るのが、今回のDS9だ。 DS9 エスプリ ド ボヤージュの最大の特徴は、ドアを開けた瞬間に広がる、特別仕様車ならではのパールグレーのナッパ―レザー インテリアだ。光をふんだんに取り込むスライディングガラスルーフや、ぺブルグレー ルーフライニングとともに、華やかながらも落ち着きのある空間を演出する。また、パリから広がる旅路を表現したエンボス加飾がセンターコンソールリッドに施され、特別なクルマに触れる喜びをオーナーに提供する。 エクステリアの特徴としては、特別仕様車ならではのレーザーエッチング加工を施した「エスプリ ド ボヤージュ」の意匠をまとうドアミラーが挙げあられる。ボディカラーは、落ち着きと優雅な印象を併せ持つ、人気のクリスタル パールだ。
ハイブリッドのパワートレーンは性能を向上
パワートレーンは、1.6Lの直4ガソリンエンジン+モーターのハイブリッドに8速ATを組み合わせる。GPF(ガソリン パーティキュレ―ト フィルター)の性能向上やソフトウエアの改良を図り、EV航続距離が65kmから78kmに、ハイブリッド燃料消費率16.0km/Lに伸長した。また、環境性能割、グリーン化特例、エコカー減税、およびCEV補助金の対象となっている。 安全、快適面では、ベース車のDS9同様にナイトビジョンを装備することで、夜間や暗闇での視界補助を行う。夜間走行で前方を赤外線カメラ監視し、その映像をインストルメントパネルに投影することでドライバーに注意を促し、安全な旅をサポートする。ベース車と同じDSアクティブスキャンサスペンションも装備し、カメラで前方の路面状況を読み取りサスペンションを制御することで、浮遊したまま移動するかのような乗り心地を生み出す。 なお、DSブランドの全モデルには、対話型生成AI音声アシスタントのチャットGPT機能を標準で搭載している。これにより、訪れた先の土地や歴史に関する豆知識を教えてくれる、何気なく浮かんだ疑問に答えてくれるなど、より楽しく快適なドライブを実現させる。 「DS9」の特別仕様車「Esprit de Voyage E-TENSE(エスプリ ド ボヤージュ Eテンス)」の車両価格(税込)は、892万円。ハンドル位置は、右のみとなっている。
DS9 エスプリ ド ボヤージュ 主要諸元
●全長×全幅×全高:4940×1855×1460mm ●ホイールベース:2895mm ●車両重量:1930kg ●エンジン:直4 DOHC+モーター ●総排気量:1598cc ●最高出力:147kW(200ps)/6000rpm ●最大トルク:300Nm(30.6kgm)/3000rpm ●システム総合出力:250ps ●システム総合トルク:360Nm ●トランスミッション:8速AT ●駆動方式:横置きFF ●燃料・タンク容量:プレミアム・43L ●WLTCモード燃費:16.0km/L(ハイブリッド) ●タイヤサイズ:235/45R19 ●車両価格(税込):892万円
Webモーターマガジン