考えてみよう!HPVワクチンの接種
■今一度、自分で考えてほしい
稲葉医師「子宮けいがんは人類が初めて制圧することができるがん。HPVワクチンも子宮けいがん検診も、大きな負担なく予防策をとることができるのに、ちゃんと伝わっていないという理由で、子宮けいがんになる女性が減っていないのは産婦人科医として心苦しいです」 高島市長「最終的には自己決定なので、私が市長として打ちなさいと言いたいわけではない。一方で“知らなかった”という子が本当に多くて」「知らなかったら、(HPVワクチンの)善し悪し比べるとか、自分にとってどうかって考えるとかできないと思うんですね。とにかくまず知ってほしいと思っている」「こういう話をすると、同世代から結構連絡をもらって。実はワクチンを受けられなくて、結果的にがん一歩手前の状態になって病院に通っているというような人が身近にいたこともありました」「安全だから安心して、と言われても・・・という気持ちもよくわかります。だからこそ、まずはエビデンスを踏まえた専門家の声を知ってもらいたい。市民の命を守る市長の立場として、エビデンスに基づいた専門家の声を広く伝える責任があるんじゃないかと思っています」