お金は切実、長期の休みも取りづらい…高知市役所でパパママ職員が本音で語る《男性育休》【高知】
高知さんさんテレビ
22日、高知市役所で若手のパパママ職員が集まり会議が開かれました。議題は「男性育休」です。 高知市が初めて開催した「男性育休を語る交流会」。実際に育休を取得した男性職員と夫が育休を取得した女性職員のリアルな声を聞く目的です。 市のアンケートによりますとおよそ80%の男性職員が子どもが生まれたら育休を取りたいと考えています。しかし、昨年度の取得率は48.1%に留まっていて、市は来年度2週間以上の育休取得率を85%以上まで引き上げる目標を掲げています。 では職員の本音を… 2人目の育休を控えた男性職員: 「やっぱりお金の心配が…実質どれぐらいの金額せめたら一番損せんか、今計算しゆうところ」 別の男性職員: 「わかるわ~、めっちゃした!めっちゃした!」 育休の間は無給となり、国からの給付金が出ますが180日までは標準報酬の67%。180日を超えると50%に減ってしまいます。 お金がかかる時期にこれは切実です。 さらに2人目で育休取得した職員: 「奥さんはもともと半年くらいとってほしいという希望はあったけど、異動して1年目だった(仕事の)流れもわかってないし、この時期から忙しいとは聞いていた。その時は『出てこんといかんがかなぁ』という気持ちがあって、落としどころで3カ月お願いした」 一同「育休を取ってよかった」という意見でしたが、長く休むことによる経済面での心配や仕事に穴をあけてしまうことから長期間の休みは取りづらいといった声が上がっていました。
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