森保ジャパンの”不安定”な戦いぶりに開催国メディアが苦言 予想外の敗戦や選手起用に「大きな期待に応えられていない」
カタールでの戦いがさらに激しさを増す。 サッカーアジアカップは1月28日より、いよいよノックアウトステージの戦いが幕を開ける。ここからはグループステージとは異なる、負けが許されない“一発勝負”のトーナメントで、16チームによりアジアの頂点が争われる。 【動画】上田綺世がエースの仕事!華麗な連携から沈めたインドネシア戦の2点目の映像 グループDを2勝1敗で通過した日本は、1月31日にバーレーンとベスト8進出をかけて戦う。初戦のベトナム戦では一時、リードを奪われ、続くイラク戦は最後まで追いつくことができずに敗れるなど、日本はここまで、不安を残す試合内容が続いている。 大会前より優勝候補と評された日本が、ベスト16に名を連ねた強豪国に対しどんな戦いをみせるか、そして勝ち上がるのはどの国なのか。さらに注目度が高まる中、開催国カタールの国内紙『Gulf Times』が1月27日にノックアウトステージを展望する特集記事を公式サイト上に掲載した。対戦カードや見どころなどを紹介する内容となっており、日本のここまでの戦いぶりにも触れている。 同メディアは、カタール、イラン、そして日本を破ったイラクの3か国が3戦全勝であると振り返りながら、「2月10日にトロフィーを掲げるチームを予想するのはこれまで以上に難しそうだ」と見通しており、「日本は優勝候補の一角としてカタールに乗り込み、史上最多の5度目の優勝を狙っていたが、イラクに次ぐグループ2位でノックアウト・ラウンドに進出した」と綴っている。 さらに、「日本はバーレーンと対戦するが、ここまでは大きな期待に応えられていない」と予想外の成績であると主張しながら、負傷からの回復が待たれる三笘薫についても言及。「ブライトンのFWカオル・ミトマはまだ1分もプレーしておらず、モリヤス監督は怪我からの復帰時期を明言しないままだ」と綴っている。 また、過去3戦でゴールマウスを守った鈴木彩艶について、「この21歳のGKは、グループステージで日本が喫した5失点のうち少なくとも2失点に関与している」と拙守が目立ったと指摘。続けて「それにもかかわらず、モリヤス監督は経験の浅いGKを起用するようだ」と今後の試合での起用を見通している。 現地メディアの評価をみても、決してチーム状態が万全とは言えない森保ジャパン。3大会ぶりの頂点を目指す戦いは、険しい道のりが続く。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]