プロ野球静岡県人会の野球教室に小学生170人…清水東高出身の阪神・岩崎優投手らが指導
プロ野球静岡県人会の野球教室が29日、草薙球場で行われた。阪神・岩崎優投手(33)=清水東高出=ら現役12選手が参加し、小学生170人を指導した。 トークショーでは、様々な質問に答えた。守護神の岩崎は「満塁ホームランを打たれた時の気持ちは」と聞かれ、「まず自責点を数える。4なら1週間くらいへこむし、1なら逆に笑顔」と、冗談ぽく答え、スタンドにいるファンの笑いを誘った。来季に向けての抱負では、高卒1年目で1軍デビューを果たしたヤクルト鈴木叶捕手(18)=常葉大菊川高出=が「1試合でも多く1軍の試合に出られるように頑張る」と語った。 開催8回目の今年は、中日の村松開人遊撃手(23)=静岡高出=ら5選手が初参加、過去最多の選手が集まった。阪神ドラフト5位で入団する佐野大陽内野手(22)=常葉大橘高出=は、阪神の先輩2人と対面し「ユニホームの着こなしがかっこいい。岩崎さんとは初めてあいさつしたのですが、優しかった」とほほえんだ。 〇…プロ野球静岡県人会は同日、「ファーストグローブ寄贈プロジェクト」を始動した。これから野球を始めたい小学生に初めてのグラブを贈るというもの。競技人口の拡大を目的としている。野球教室に参加した選手から応募した3人が受け取った。阪神トリオから手渡された初グラブに吉岡大雅(たいが)くん(沼津五小1年)は笑顔。家族が虎党で、名前は阪神タイガースが由来。「早くキャッチボールをしたいです」とさわり心地を確認していた。 ◆出席者【阪神】岩崎優、高橋遥人、佐野大陽【広島】赤塚健利、二俣翔一【ヤクルト】小沢怜史、鈴木叶【中日】村松開人【楽天】前田銀治【オリックス】鈴木博志【くふうハヤテ】池谷蒼大【オイシックス】高田琢登(順不同)
報知新聞社