「老後年金に全面的に頼る」割合は?【年金一覧】でみる年代別の「厚生年金・国民年金」の平均月額も確認
老後、公的年金にどれくらい頼る?
最後に内閣府「生活設計と年金に関する世論調査」より、「あなたは老後の生活設計の中で公的年金をどのように位置づけていますか」という質問に対する答えを確認しましょう。 ・全面的に公的年金に頼る 26.3% ・公的年金を中心とし、これに個人年金や貯蓄などを組み合わせる 53.8% ・公的年金にはなるべく頼らず、できるだけ個人年金や貯蓄などを中心に考える 11.7% ・公的年金には全く頼らない 1.6% 全面的に頼る人は少数派で、半数は公的年金を中心としつつも個人年金や貯蓄などとともに生活すると答えています。 また、公的年金にはなるべく頼らないと考えている人も一定数います。先の見えない世の中では、早くからの対策が重要でしょう。
公的年金以外も備えを
少子高齢化の日本においては、今後年金受給額が変わる可能性もあるでしょう。 ただ、公的年金は受給開始から生涯にわけて受け取れる点はメリットですので、まずは公的年金を増やすことを検討してもいいでしょう。 一方で、個人年金保険やiDeCo、新NISAなどを利用して、預貯金にあわせて私的年金や資産運用などで備えることも大切です。 資産運用にはリスクがありますが、効率よく貯蓄を増やすことも可能でしょう。 ご自身の老後のためにも、まずは情報収集からはじめてはいかがでしょうか。
参考資料
・厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」 ・日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」 ・厚生労働省「令和6年度の年金額改定についてお知らせします」 ・内閣府「生活設計と年金に関する世論調査」
宮野 茉莉子