リアルとバーチャルのトップドライバーが参加するeモータースポーツイベント『UNIZONE EX Match』が群馬・高崎で2月25日開催。トークショーや体験ブースも
eモータースポーツ大会の『UNIZONE』を運営する日本eモータースポーツ機構(JeMO)が初の一般公開イベント『UNIZONE EX Match~Powered by SUPER FORMULA~』を2月25日にビエント高崎 ビッグキューブで実施することを発表した。 【動画】フォーミュラE、東京ePrixのオンボードCG映像を公開 国内で唯一、日本自動車連盟(JAF)の公認を受けたeモータースポーツ大会であるUNIZONEは、2025年からのリーグ戦開始に向けて、2024年は大規模イベントでのエキシビションマッチなどを開催していく。そのキックオフ的イベントとなるのが、この『UNIZONE EX Match~Powered by SUPER FORMULA~』だ。 『UNIZONE』では、リアルのモータースポーツで活躍するプロレーサーと、eモータースポーツの世界で活躍するシムレーサーらがチームを組み競い合うというフォーマットが特徴だが、今回のエキシビションマッチでも、日本を代表するリアルとバーチャルのトップ選手が計12名集結し、対決することとなる。使用タイトルは『iRacing』で、車両はスーパーフォーミュラのSF23(開発車両)だ。 今回は12名の参加ドライバーを2名6組のチームに分け、『マッチレース』と『スプリントレース』の2種類で競い合う。 マッチレースはトーナメント方式となっており、富士スピードウェイをわずか2周だけ走る超短期決戦となる。レース距離が極端に短いからこそ、後方のマシンは常に前方にプレッシャーをかけ、バトルを仕掛けることになる。それにより、エキサイティングなレースを演出する狙いだ。昨年末に行なわれた関係者向けイベントでもこのようなフォーマットでのレースが実施されたが、チェッカーの瞬間までサイドバイサイドが続くような展開となり、会場は大いに盛り上がっていた。 そしてもうひとつのスプリントレースは、全6チームが一度に出走する5周のレース。鈴鹿サーキットとモビリティリゾートもてぎで全2戦行なわれる。富士を含め、各ドライバーが走り慣れているであろうサーキットが続くため、スピードやテクニック、戦略面がより重要となってくるだろう。 イベントの入場は無料となっており、レースの合間には参加ドライバーやUNIZONE運営メンバーによるトークショーも実施予定。その他参加者はeスポーツ体験ブースでタイムアタックに参加することもでき、上位入賞者には賞金も進呈される他、イベント参加ドライバーと一般参加者による交流レースも実施されるとのことだ。またイベントの模様はYouTubeでも配信され、V-Cubeによるマルチアングル配信も行なわれる。 イベントの概要は以下の通り。詳細などはイベントホームページやSNSで適宜発信されるようだ。 大会名:UNIZONE EX Match Powered by SUPER FORMULA 開催日時:2024年2月25日(日) 11:00~17:00 会場:ビエント高崎 ビッグキューブ(入場料無料) (〒370-0006 群馬県高崎市問屋町2-7 両毛線「高崎問屋町」駅より徒歩5分) 配信:「UNIZONE公式YouTubeチャンネル」より生配信(無料)、V-Cubeによるマルチアングル配信(無料) 参加ドライバー:荒川麟、石水優夢、大草りき、大湯都史樹、木村偉織、小出峻、小山美姫、佐々木唯人、冨林勇佑、野尻智紀、武藤壮汰、山下健太
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