RBのメキエス代表「初年度の目標を上回っている」現状中団勢トップの6位は出来過ぎ?ライバルの逆襲に警戒|F1
ビザ・キャッシュアップRBのチーム代表ローラン・メキエス氏は、今季現状10チーム中6位という成績は想定よりも上出来だったと見ているようだ。 メキエス代表は『F1』公式に対して「(コンストラクターズ6位は)初年度の目標を上回っている」と述べている。 「中団のトップが我々にとっては中期的、長期的な目標だった。7レースを終え、現状の成績は目標の位置に到達している。むしろ(RBとしての)初年度の目標を上回っているものだ」 ただ「我々は年間を通して、この地位を維持するのが大きな戦いになるとも認識している」と、6位のポジションを守り続けることが難しいと述べた。 「今のところ我々は6位だ。だが7位から10位まで、どのチームに対してもペースアドバンテージはほとんどない」 「我々は慎重にマシンを開発し、非常に良い形で週末の結果に直結している。その週ごとにレースを積み上げてきた。実際に我々はできる限りのチャンスを最大限活かして、可能な限りのポイントを手にしてきた、ということだと思う」 RBは第6戦マイアミGPでアップグレードを入れ、結果に直結した。それについてはこう振り返った。 「例を挙げると、マイアミが確かな成果だった。そこでRBは多くのポイントを獲得したが、実は当初イモラで予定されていたアップグレードだった。それを前倒してマイアミに持ち込めないか、大々的に取り組んだんだ」 「2セットの新フロアは予備がゼロだった。(壊せないという)最大のリスクを持ってマイアミに行ったが、結果としてこれが上手くいった。マイアミでポイントを獲得し、ホームレース(イモラ)に帰ってくることが出来た」
現在コンストラクターズ6位のRB。ハース(7位)、アルピーヌ(8位)、ウィリアムズ(9位)、キックザウバー(10位)に追いかけられる状況となるが、メキエス代表はライバルチームに警戒心を示している。 「(キック)ザウバーもアップデートを入れてくるだろうし、ウィリアムズもさらに良くなってくるだろう。ハースもそうだ」 「これは我々が挑戦しているコンペティションなので、RBがずっとこの位置(P6)にいられるとは思っていない。ここから大きな戦いになると思う」 RBは今季、トラック上では主に総合7位ハースと直接的に争う場面が目立っている。一方で現8位アルピーヌはアップグレードを入れてマシンのポテンシャルを上げてきており、フリー走行では上位勢に迫る一発の速さを示す場面も。ウィリアムズとキックザウバーも、コース特性によっては入賞圏内を狙える位置で戦っている。 RBは中団勢のライバル相手にここからどう戦っていくのか、第8戦モナコGP以降も力関係の推移は要注目となる。
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