「もっともっと」J1アビスパ福岡・松岡大起、監督と目指す点の取れるボランチ ブラジルで実感「そこがないと評価されない」
今季J1リーグ戦の全試合に出場しているアビスパ福岡の松岡大起(23)が今季2ゴール目に意欲を見せた。チームは2日、アウェーで柏と対戦。「試合をやっていくとともに良くなっている感覚がある。もっともっと、という気持ちが今は強い」と成長を実感するボランチは「チャンスをつくれている部分はある。そこを決められるか、決められないか。そこで選手としての価値も変わってくる。自分の中で、もっともっと、こだわってやっていきたいと思います」と意欲を見せた。 ■超絶フリーキック!前寛之がゴラッソ【動画】 昨季は清水からブラジル2部に期限付き移籍。「あっちに行って、やっぱり、どのポジションも点を狙うし、実際に取れるし、そこがないと評価されないというのをすごく感じた」と言う。 29日の練習後には松岡から長谷部監督に願い出る形でマンツーマン指導を受けた。詳しい内容については「言い過ぎたらあれなんで」とベールに包んだが、「シゲさん(長谷部監督)は、すっと入ってくるような意見を言ってくれるし、自分の考えにないものを持ってらっしゃる。自分の中で細かく考えたり、意識したりしてやると、感覚的なものが変わってくると思うので実践してみようと思います」と話すように有意義な時間を過ごしたようだ。 1日に23歳の誕生日を迎えたが経験は豊富だ。2019年、高校生の時に鳥栖でリーグ戦デビュー。ボール奪取能力に優れ、運動量豊富なボランチとして注目を浴び続けてきたがゴールはなかった。 今季、デビューから6年目で初ゴールをマーク。3月16日のホームFC東京戦でザヘディのパスを流し込んだ。こぼれ球を拾ってミドルシュートを放つなど積極性も目立つ。「いろいろとチャンスがあって回数はつくれているけど、結果に結びつけていないのでシゲさんにいろいろと話を聞いた。蹴り方だったり、ボールを当てるところだったり」。長谷部監督のアドバイスを受け、今度は豪快にネットにたたき込むゴールを狙う。 (向吉三郎)
西日本新聞社