えぇなんで!? [ホンダアクセス]の実効空力"感"を体現する[フィット ]がマジでヤバい件
■ここまで乗り味変わる!?実効空力って実はめちゃくちゃ大切なんじゃね??
いよいよ走行開始。まずは全てのバーを装着したままコースを一周する。うんうん、コーナーでの動きはシャキッとしてるし、安心感も増えてる。これなら長距離移動だって疲れ知らずになる!! 次に正面から見て一番手前下、フロントメンバー付近のバー"1本"だけを外して一周してみる。すると早速違和感が発生。フロントの接地感が薄くなり、ステアリングフィールが鈍くなったではないか。 体感的に先ほどよりアクセルを開けれず、実際にスピードメーターの針も10km/h近く下を指していた。棒一本でここまで変わるとは……思わず鳥肌が立ってしまった。 外したバーをもう一度取り付け、今度は車内の天井とフロアを繋ぐ4本の熊手の様に繋いであるバーの内、内側2本を外して走行スタート。 すると今度はコーナーでの一体感が失われ、個人的な意見ではあるのだが面白味が感じられなくなってしまった。極端に言うと、クルマがバラバラに動いている感じ。 それにしてもこれは面白い。従来ではロールバーはとにかくボディ剛性力のアップの為であり、基本的に競技車やドリ車に施されるイメージから、楽しさなんてものは関係ない、いやどうにもできないものだと思っていた。 しかし今回試乗した車両は、決してガチガチに固めた補強というわけではない。なのに剛性"感"は得られるし、おまけに運転していて楽しい。加えて剛性"感"は変えることが出来るときた。 うーん……ホンダアクセス、恐るべし。思わずホンダ車が欲しくなってしまう。