セントレア4期連続黒字を達成 純利益33億2000万円と過去最高/愛知
中部国際空港株式会社は5月15日、2014年3月期の通期連結決算を発表した。売上高460.1億円(前年比7.7%増)、営業利益54.2億円(前年比34%増)、経常利益38.1億円(前年比86.6%増)、純利益33.2億円(前年比132.6%増)となった。 同社では第16期を「これまでの成果を礎として、新たな成長に繋げる年」と位置付け、安全・安心の確保をはじめ、快適、利便性向上への継続した取り組みや経営基盤の強化を推進する年と発表。 空港事業については、東南アジア路線を中心とした国際線旅客便や国内線のLCCの就航などにより、航空旅客数987万人(前年比7.2%増)、航空機発着回数9.0万回(前年比8.5%増)を記録している。貨物はポーラーエアカーゴなどの新規就航により、国際貨物取扱量は14.6万トン(前年比35.9%増)。国際・国内・貨物を問わず航空ネットワークの充実・拡大が図れた結果、国際緯売上高は251億円と7億円の増収となった。
商業事業についても、2012年度に行われた免税店や銘品館など大規模店舗改装の効果や、期間中延べ40万人を動員したウインターイルミネーション:「イルミナータ in セントレア~光のエンブレム~」をはじめ、特に集客の多かった「ファンキー加藤インストアライブ」や「第5回セントレア盆踊り」、「24時間テレビ関連イベント」など、バラエティに富んだ空港内イベントの実施などにより、来場者数は1164万人(前年比2.2%増)と好調で、売上高は183億円と24億円の大幅な増収となった。特に免税店売上において、拡大傾向が続く訪日外国人の需要の取り込みに成功し、開港以来最高を記録している。