大型バイクの免許を取得しました!任意保険にも加入するべき?自賠責保険のみでの運転は危険?
バイクを運転する際に加入する保険には、自賠責保険と任意保険の2つがあります。自賠責保険はバイクを購入して運転する際に必ず加入しなければいけませんが、任意保険は強制加入ではありません。その際に、任意保険に加入すべきか迷う方もいらっしゃるでしょう。 今回は、バイクを運転する際に必要な自賠責保険と任意保険の補償内容や、任意保険の必要性について解説します。
自賠責保険の補償内容
自賠責保険とは、バイクの運転中に他人をけがさせてしまったり、死亡させてしまったりした際に、損害賠償金の一部を補償してもらえるものです。国土交通省が定める自賠責保険の補償内容は、表1の通りです。 表1
※国土交通省 自賠責保険・共済ポータルサイト「限度額と補償内容」を基に筆者作成 自賠責保険はおもに対人補償のみで、運転者のけがやバイクの修理代、器物損害は補償の対象外となっています。もし、加害者側が被害者側に対して誠実な対応をしなかったり、金額の折り合いがつかなかったりした場合は、被害者側は加害者側が加入している保険会社に直接請求が可能です。 また、自賠責保険の金額が支払われる前に一時的に必要な費用が発生した場合、支払いが行われる前に受け取れる仮渡金制度も利用できます。
自賠責保険の保険料
自賠責保険は、あらかじめ決まった保険期間分の保険料をまとめて支払う仕組みとなっています。バイクにおける自賠責保険の保険料は、表2の通りです。 表2
※筆者作成 自賠責保険の更新はおもに車検の際に行われ、次回の車検までの期間にあわせて自賠責保険の保険期間を決める方が多いようです。例えば、新車購入時は初回の車検が3年後となり、36ヶ月の保険期間となりますが、車検は自賠責保険へ加入していないと受けられないため、36ヶ月に1ヶ月プラスした37ヶ月の保険期間を選ぶことが一般的とされています。
任意保険の補償内容
バイクにおける任意保険はバイク保険とも呼ばれ、自賠責保険の補償内容には含まれていない部分を補てんできるものとなっています。自賠責保険は対人賠償責任のみ対象でしたが、任意保険の場合は以下のような補償内容が設けられています。 ●対人賠償保険 ●対物賠償保険 ●自損事故保険 ●無保険者傷害保険 ●搭乗者損害保険 ●人身傷害補償特約 これらの保険のなかから、自分に必要な保険を自由に選んで組み合わせが可能です。任意保険の場合は、保険会社ごとでベースとなる補償内容や追加補償の内容、料金が異なります。