奄美地方が梅雨明け 平年より6日早く、各地で真夏日 伊仙の雨量は平年の2倍超
鹿児島地方気象台は23日、奄美地方が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より6日、昨年より2日早い。全国では20日の沖縄に次いで2番目。奄美地方は高気圧に覆われておおむね晴れ、各地で気温が30度を超える真夏日となった。 名瀬測候所によると、梅雨入りが発表された5月21日から6月22日までの降水量は、伊仙が790・5ミリで最も多く、平年(372・2ミリ)の2倍を超えた。次いで笠利659・5ミリ(平年400・6ミリ)、天城644ミリ(同377・2ミリ)、古仁屋643・5ミリ(同427・9ミリ)、与論島642・5ミリ(同315・1ミリ)、名瀬627・5ミリ(同463・7ミリ)、沖永良部542ミリ(同343・1ミリ)、喜界島442ミリ(同340ミリ)の順で、いずれも平年を上回った。 23日の最高気温は奄美市名瀬で33・7度に達し、天城町や与論島など6地点で今年最高を記録した。同市笠利町の土盛海岸では、観光客や地元住民らが海水浴や写真撮影をして楽しむ姿が見られた。 同測候所によると、奄美地方は向こう1週間も引き続き高気圧に覆われて晴れる日が多い見込み。