【祝報】「これ」でもなく「あちら」でもなく 新語・流行語年間大賞に阪神・岡田彰布監督の『アレ』 満面の笑みで“誕生秘話”語る
毎年、年末に発表されている「新語・流行語大賞」の年間大賞に、阪神タイガース18年ぶりのリーグ優勝で話題となった、岡田彰布監督の「アレ(A.R.E.)」が選ばれました。 岡田監督は表彰式で、感謝の言葉と共に「アレ」誕生秘話について語りました。 「ちょうど1年前なんですけど、15年ぶりにタイガースのユニフォーム着て『18年も優勝しないチームは、あまり優勝優勝と言うな』と。これはオリックスのときも言ったんですけど、さすがにオリックスのときはね、あんまりインパクトなかったですね」 「プレッシャーをはねのけるために『アレ』って言ったんですけども、本当はもうひとつあって、『これ』は手が届く『あちら』というと何か遠い感じがする。タイガースは、この3、4年はずっと2位3位にいたけど、もう少しで優勝というか、本当そこまでいってるのに最終的には負けてしまうという。そういう意味で、もう少しで何かにたどり着くっていうか『もう少し』というのが加味されると思うんで、これはプレッシャーのかからない言葉としてちょうどいい、そういう意味でスタートしました」 「野球は、団体競技なんで1人できないんで、みんなの力で勝つことによって、もう本当関西では、新聞マスコミでも毎日「アレ」という言葉を発してもらいまして、そのおかげで、もう想像以上の反響を浴びたと思います。その結果、38年ぶりの日本一ということで余計そういう結果に結びついたと思うんですけど、とにかく関西を盛り上げましたし、スポーツ界も今年はすごく盛り上がったので、それに少しでも貢献できて本当に良かったと思います。受賞ありがとうございます」
また、「アレ(A.R.E.)」(A=エイム・目標、R=リスペクト・尊敬、E=エンパワー・力)と英語で表現していることについて岡田監督は「いろいろあったんですけどね。これは最終的にはね、自分の嫁さんが考えたんですよね、ちょっとアレンジしたんですけどね。実際『尊敬』というのを入れることによって、阪神OBの人に喜んでもらいましたね」と話しました。 そのほか、トップテンは以下の通りです。(五十音順) ■新しい学校のリーダーズ/首振りダンス ■OSO18/アーバンベア ■蛙化現象 ■生成AI ■地球沸騰化 ■ペッパーミル・パフォーマンス ■観る将 ■闇バイト ■4年ぶり/声出し応援 また、選考委員特別賞にお笑い芸人・とにかく明るい安村さんの「I’m wearing pants!]が選ばれました。2015年に日本語の「安心してください、穿いてますよ」が新語・流行語大賞のトップテンに選ばれています。