災害時の空路搬送を想定 ドローン使った実証実験 岐阜県関市から各務原市へ
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災害の発生を想定し、ドローンを使って物品を運ぶ実証実験が２７日、関市と各務原市を結んで行われました。 実証実験は、ドローンの空路開拓などを手掛けるクロステックフィールドジャパンと関市、それに各務原市の連携協定に基づいて行われたものです。 関市迫間の中日本航空専門学校で行われた出発式で、関市の山下清司市長は「関市は過疎地域を抱え、災害時の孤立集落発生の問題もある。産官学連携による事業は意義深く、課題解決への希望の道」とあいさつしました。 実証実験は、最大積載量３０キロとなる全長２.８メートル、幅３メートル、高さ９４センチの大型ドローンを使って行われました。 中日本航空専門学校航空ロボティクス科の学生約６０人らが見守る中、ドローンを使って学校から約６キロ離れた各務原市のテクノプラザまで重さ１２キロの飲料水を運びました。 今回の実験では、離陸と着陸時の他はほとんど自動で飛行する「レベル３」相当で行われました。
地震では道路の分断も想定されることから、空路の活用に注目が集まっていて、今回の実証実験の成果に期待が高まります。
