超満員だったのは? Jリーグ収容率ランキング19位。国立でも78%を記録! クラブ史上最多を叩き出した名門
2024シーズンの明治安田生命Jリーグは全日程を終えた。スタジアムの盛り上がりを知る上で観客動員数は重要な指標だが、収容可能人数に対してどのくらい埋まったかというのも大事だ。スタジアムを満員にしたのはどのクラブか。今回は、2024シーズンにおけるJ1からJ3までの各クラブのリーグ戦収容率を計算。スタジアムを熱気で満たしたクラブを、ランキング形式で順位ごとに紹介する。
19位:鹿島アントラーズ 本拠地: 県立カシマサッカースタジアム(38,620人収容) その他ホーム開催地:国立競技場(67,750人収容) 平均入場者数:23,027人 平均収容率:56.5% 鹿島アントラーズは今季、クラブ史上最多の総入場者数437,507人を記録し、スタジアムの平均収容率は56.5%となった。 今季の鹿島は本拠地の県立カシマサッカースタジアムで18試合をこなし、第17節の横浜F・マリノス戦を国立競技場で戦った。その国立での一戦は52,860人ものサポーターが足を運んでおり、収容率は78%を記録。キャパが大きければ、その分収容率が低くなりがちだが、この試合で平均値が大きく下がったとは言い難い。 県立カシマサッカースタジアムに限った収容率は55.3%に。今季、同スタジアムにおいての最多動員数は第27節の浦和レッズ戦で33,295人(収容率86.2%)。さらに最終節のFC町田ゼルビア戦も32,840人(収容率85%)と多くの観客を呼び込んだ。 一方で6月16日(第18節)~8月7日(第25節)の間に行われたホームゲーム5試合のうち、実に4試合で観客数20,000人以下に終わるなど苦しい数字に。平日開催が2試合(第20節ガンバ大阪戦、第25節サガン鳥栖戦)あったことも影響しているが、この期間で平均収容率が下がってしまった感は否めない。 それでも、昨季県立カシマサッカースタジアムで30,000人を超える試合がなかったことを考えると、この数字は大きな進歩だといえる。 動員増加の理由はやはり、リーグ戦成績の向上にあるだろう。一時期リーグ15位まで転落した昨季は20,000人を割る試合も多かったが、今季は好調を維持し、ホームゲーム無敗という強さも相まって、アベレージの動員数が上昇した。
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