熊本市電に3両編成導入、九州の路面電車で最大級…朝の混雑解消の切り札に「熊本城イメージ」黒と白の外観
熊本市電が10年ぶりに導入する新型車両「2400形」の出発式が23日、熊本市交通局で行われた。24日から運行が始まり、朝の通勤・通学時間帯の混雑解消の切り札になると期待されている。 【写真】熊本市電
2400形は3両編成の超低床車両で、全長は約21メートル。定員は既存の車両の約1.5倍にあたる112人で、九州の路面電車では最大級となる。外観は熊本城をイメージした黒と白の2色で、車内には車いすとベビーカーの専用スペースを設けた。2編成導入する。
市電では朝に利用者が乗りきれない状態が頻発していた。また今年、ドアを開けたまま走行する重大インシデントなどのトラブルが相次いでいる。大西一史市長は式典で、一連のトラブルを陳謝し「新型車両が安全性の向上と公共交通の新たな発展の一歩になることを願っている」とあいさつした。