栃木県議会質問戦3日目「県立高校での外国人の生徒などの受け入れや支援について」
とちぎテレビ
県議会の質疑質問は17日、3日目を迎え3つの会派から4人の議員が県の考えを質しました。 17日は、とちぎ自民党議員会の横田誠議員、栃木の会の横松盛人議員、民主市民クラブの渡邉典喜議員、とちぎ自民党議員会の神谷幸伸議員が、それぞれ一般質問を行いました。 この中で県立高校での外国人の生徒などの受け入れや支援について阿久澤真理教育長は、2027年度の県立高校の入学者選抜から現在の制度を改善するのに合わせ受験資格の基準などを検討する考えを示しました。 (阿久澤真理教育長) 「外国人の生徒が特例を受けるには入国後3年以内という基準があるが、日本語の習得にかかる期間はいろいろある、他県の例を勉強しながら検討を重ねていく」 日本語の指導が必要な外国籍の児童や生徒は年々増加傾向にあり、国はことし6月、外国籍の児童・生徒が社会で自立するために適切に教育を受けることが重要だとして、公立高校の入学者の選抜について特別枠を設定することなどを推進するよう全国に通知しています。 県教育委員会ではこれまでも外国人の生徒が入学者の選抜を受ける場合、受験科目の一部免除や問題にルビを振るなどの対応を行っていますが、具体的な見直しの内容については、今後、協議していく方針です。 こうした見直しについては、群馬県では今年度、新たな制度を設けたほか、茨城県が外国籍の生徒の枠を作る重点校などを設置して日本語教育に力を入れているということです。 17日はそのほか、物価高で肉用牛の飼料価格が高騰し、生産コストが上がっている一方で、「とちぎ和牛」などの高級牛肉の消費が低迷していることから、県民に消費を促す運動「も~っとMeatとちぎ」を展開すると報告されました。 毎月3日から10日を重点推進期間「もっとミートウィーク」として農業団体や流通団体、飲食店などと連携し、県産牛肉の消費を呼びかけます。 また、海外での販路拡大を目指し、シンガポールとオーストラリアでの現地プロモーションに力を入れるほか、生産者に向けては、繁殖用の牛の導入などを支援するということです。
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